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FXテクニカル分析:ドル円(USDJPY)

FXテクニカル分析:ドル円(USDJPY)

石川順一, IG証券シニアマーケットアナリスト

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FXテクニカル分析:ドル円(USDJPY)

【サマリー】

  • 9月FOMCでの0.75%利上げの可能性が80%台へ上昇
  • FOMC前までは思惑先行の米ドル高トレンドが続く可能性あり
  • ドル円予想変動率が6月以来の水準まで拡大している
  • ドル円のチャートポイントについて
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・高まる3回連続で0.75%利上げの可能性

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は8日、ワシントンで開催された金融政策関連会議でインフレ抑制重視のスタンスをあらためて表明した。

そして今日は、ウォラーFRB理事やジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁の講演が予定されている。

金融政策に関する情報を外部に発信することが禁止されるブラックアウト期間に入る前に、FRBの政策キーマン達から大幅利上げ(0.75%利上げ)の可能性を示唆する言動があれば、米国の債券市場では利回りのさらなる上昇または高止まりの展開が予想される。

なお、短期金融市場では、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBが3回連続の0.75%利上げに踏み切る確率を80%台まで織り込んでいる。

8月以降、米金利が上昇トレンドにあること、そして0.75%利上げの可能性が高まっている状況も考えるならば、米ドル相場は調整の反落を挟みながらも、FOMC前までは思惑先行で上昇トレンドを維持する可能性がある。

9月FOMCの利上げ予想

FEDウォッチ / 9月9日 12時30分の時点

・予想変動率の拡大

9月のFOMCが近づく中、ドル円(USDJPY)の予想変動率は再び拡大傾向にある。

1週間(1W)のそれは一時15%台へ、1ヶ(1M)のそれは14%台へそれぞれ上昇する局面が見られた。

ドル円の上昇幅が拡大した6月以来の水準まで予想変動率が拡大している状況は、今後ドル円が大きく動く可能性を示唆している。

そして、上で述べた米ドル相場の取り巻く状況を考えるならば、ドル円は上値トライを意識する状況が続いている。

ドル円の予想変動率

ブルームバーグのデータより作成 / 日足(今年3月以降)

米ドル/円 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -2% 2% 0%
週次 12% -16% -6%
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・145.00と147.50-70ゾーンの攻防

ドル円(USDJPY)がさらに上値トライの展開となる場合、目先の焦点はレジスタンスポイントとして意識されている145.00レベルのブレイクとなろう。

このチャートポイントを完全に突破し、かつ反落の局面でその水準(145円)を維持する場合は、ドル円の地合いがさらに強まっていることを市場参加者に印象付けよう。

この場合、テクニカル分析の観点では147.51レベルを視野に上昇幅が拡大する可能性が出てくる。このチャートポイントは、1998年8月に付けた高値147.67レベルのすぐ下の水準にあたる。

実際にドル円が147円台の攻防となる場合は、147.50-70をレジスタンスゾーンと想定しておきたい。

ドル円のチャート

TradingView 月足(1998年以降)

・フィボナッチ・リトレースメントの攻防

一方、現在の利回り水準を考えるならば、米国債には値ごろ感がある。これを意識した米債の買戻しで利回りが低下する可能性を想定しておきたい。

「米債の買戻し→米金利の低下」の局面でのドル円(USDJPY)は、調整の反落相場が予想される。

このケースでは、フィボナッチ・リトレースメントの各水準の攻防に注目したい。

直近そして本日東京時間の反落局面では、23.6%戻しの水準143.20台がサポートポイントとして意識されている。

なお、米金利が低下する要因として注目しておきたいのが、原油安と来週13日の8月消費者物価指数(CPI)の低下である。

原油安はインフレ期待を後退させる要因である。

一方、CPIの低下はインフレのピークアウトを意識させる要因となる。

いずれの要因も米金利の低下(米債の買戻し)を促す可能性がある。

ドル円のチャート

TradingView 4時間足(8月22日以降)

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