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米ドル円見通し:金融システム不安が燻る中、米ドル安円高継続

米ドル円見通し:金融システム不安が燻る中、米ドル安円高継続

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

米ドル円(USD/JPY)見通し

  • 米銀SVB破綻を受け、ドルが急落
  • 金融システム不安が燻る中、来週FOMCではタカ派サプライズは演出されず
  • 米債利回りの急上昇は見込まれず、米ドル安円高継続を予想
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推薦者: 木全哲也
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米国債利回り急低下、リスクオフでドル安円高進行

先週明らかになった米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を受け、世界的な金融システム不安が高まっている。英HSBCがSVB英国法人を1ポンドで買収することが発表されたが、金融市場の鎮静化には至っていない。投資家のリスク回避姿勢の高まりを受け、円高が進行し、日本時間16時50分の時点で米ドル円は133.56円で推移している。

SVB破綻を受け、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ観測が大きく後退したことや投資家の安全資産に対する需要の高まりを受け、米国2年国債利回りは一時4%を下回る水準まで急低下し、1980年代初頭以来最大の低下幅となった。

米国2年債利回り5分足チャート

Chart, line chart  Description automatically generated

出所:Trading View

今回のSVBの破綻は、米連邦準備制度理事会(FRB)の急激な利上げを受け、同行の保有債券からの損失が拡大したこと、主要の預金者であった新興企業が金融市場から資金調達できなくなり、SVBからの資金流出が加速したこと等が背景にある。保有債券の売却損といった現象は多くの銀行で見られており、日本を含めた銀行、金融株が大きく売られる展開となった。HSBCによる英SVB法人の買収や米国政府が銀行システムの安定化のための措置を講じたものの、依然として金融システム不安を払拭するには至っていない。こうした状況の中、来週のFOMCでは、金融システム、米国景気へ配慮し、大幅利上げといったタカ派サプライズの演出はされず、米国債利回りの急上昇は見込みにくい。米ドル円の動向は米国債利回りの影響を強く受ける傾向があることから、米国債利回りの上昇が予想されない中、米ドル円の上値余地は限定的であり、米ドル安円高基調の継続を見込む。

米ドル/日本円の見通し:円高

米ドル円は先週200日移動平均線をトライした後、米SVBの破綻等を受け、急落した。足元は20日移動平均線を下抜いており、ドル円の下落が加速している。1月下旬のもみ合いの水準となっていた131円近辺がサポートとなるか注目したい。同水準を突破した場合、2月に付けた128.082が視野に入ろう。

米ドル/日本円の日足チャート

Graphical user interface, chart, histogram  Description automatically generated

出所:Trading View

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--- DailyFX Japan著

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