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金価格見通し:史上最高値を巡る攻防続く

金価格見通し:史上最高値を巡る攻防続く

Tetsuya Kimata, ストラテジスト

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このページの内容

※3月22日12時55分更新。

金、最高値、米ドル、米債、FOMC、金融不安-トーキングポイント

  • 金融不安がひとまず後退し、リスク資産は上昇
  • 金価格は、2000ドルを一時突破も、その後下落
  • FRBのハト派スタンスは織り込まれており、金価格は上値の重い展開を想定

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一時2,000ドル突破も金価格は反落

昨日の金価格は下落。世界的な金融不安がひとまず後退したことを受け、投資家のリスクセンチメントが改善、安全資産である金に対する逃避需要が後退した。また、米国債の利回りが上昇(債券価格は下落)したことも下落要因となった。金利が付かない金は、米国金利上昇(低下)局面で相対的な魅力度が減少(増加)し、金価格が下落(上昇)する傾向がある。

金融不安が高まった際には、リスク資産からの逃避先として金が買われ、金価格の上昇に寄与することが見込まれる。また、明日早朝にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えている。景気、金融システムに配慮したハト派な結果となった場合、米国債利回りが低下、また米債利回り低下による米ドルの下落が金価格の上昇要因となる可能性がある。金の価格は米ドル建てで決定されていることから、USDが安い(高い)ほど金が高く(安く)買えるため、USD下落時には金価格が上昇する傾向がある。一方、金融不安が後退した場合やFOMCがタカ派な内容となり、米金利や米ドルが上昇した場合には金価格の下落要因となる可能性もある。ただし、FOMCでは金融不安が起こる前に0.5%の利上げが織り込まれていたものの、足元は0.25%の利上げ、もしくは据え置きに予想が低下しており、既にハト派なスタンスは一定程度織り込まれている。

金価格(XAU/USD)は1トロイオンスあたり2,000ドルを一時突破したものの、その後すぐに反落し、日本時間現在、1トロイオンスあたり1,940近辺で推移している。金価格は史上最高値である2,070ドルを巡る攻防が続く中、今後の金価格の見通しは?

金価格(XAU/USD)と米国10年債利回り(軸反転)

Chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

金価格(XAU/USD)と米ドルインデックス(DXY)(軸反転)

Chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

金/ドル (XAU/USD):上値の重い展開

金価格は、心理的節目であり逆ヘッドアンドショルダーから推測される価格目標2,000ドルを明確に上抜けず反落した。22年4月にも2,000ドルを上抜けることに失敗しており、レジスタンスとして強固であることを示している。FOMCは相場の波乱要因となり得るものの、FRB(米連邦準備理事会)によるハト派スタンスが一定程度予想されており、米金利、米ドルに対する影響は限定的と予想。各国中央銀行・政府から金融不安への迅速な対応が取られていることも投資家心理の改善に寄与、金価格の上値を重くする要因となり、2,000ドル突破を前に、上値の重い展開を予想。昨日は水平サポートラインである1,930を下回らず下落は止まったが、今後もサポートラインとして機能するか注目したい。下方ブレイクした場合には、下落に弾みがつく可能性がある。一方、20日移動平均線が50日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが成立するかにも注目。成立した場合には、上昇トレンドが明確になり、2,000ドル達成、更には史上最高値更新の可能性も視野に入る。

金/ドル (XAU/USD)日足チャート

Chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

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推薦者: Tetsuya Kimata
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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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