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ドル円・ユーロドル見通し:両雄並び立たず

ドル円・ユーロドル見通し:両雄並び立たず

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

金融政策決定会合、FRB、ECB、USD/JPY、EUR/USD―トーキングポイント

  • 欧米中銀の金融政策に対する不確実性高い
  • ユーロドルの変動が金融市場で織り込まれている
  • FRBが年内利下げを否定した場合、USドル高(ユーロ安、円安)が一段と進展

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5月3日に米国(FOMC)、4日のユーロ圏(ECB理事会)にて金融政策決定会合が開催。欧米ともに利上げが有力視されているものの、次回会合以降の金融政策に対する不確実性は高い。

ドル円:金融政策の乖離が意識されドル高円安へ

ドル円は、28日の植田日銀総裁のもとでの初の金融政策決定会合を経て、当面の金融政策維持との思惑から円高への警戒感が後退(リスクリバーサルマイナス幅縮小)、ドル円変動に対する懸念も後退(インプライドボラティリティ低下)している。

image1.png

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成。

FRB(米国中銀)が今回会合で利上げ後、その後の利上げ停止を金融市場の織り込み通りに示唆した場合、現在のドル高円安トレンドが緩やかに継続することが見込まれる。また、金融市場の現在の予想に反して年内利下げを強く否定した場合、米金利上昇、米ドル高円安が一段と進展する可能性がある。

米ドル高円安が進展した場合、心理的節目であり水平レジスタンスである140円(米ドル高円安)ちょうどが視野に入る。一方、FRBが年内利下げを否定せず、金融市場が年内利下げ織り込みを一段と加速させた場合、米ドル安円高が進行、水平サポートラインである133.718へ下落(米ドル安円高)する可能性がある。

米ドル円日足チャート

A screenshot of a computer  Description automatically generated with low confidence

資料:Trading View

ユーロドル:急変動のリスク

通貨オプションから算出したユーロドルの為替変動に対する警戒感(1週間物ユーロドルインプライドボラティリティ)が高まっている。一方、ユーロ高、ユーロ安の方向に対する警戒感を示す1週間物ユーロドルリスクリバーサルは大きく動いていない。為替/FX市場では、ユーロドルが大きく変動することを警戒しているものの、どちらの方向に大きく動くかは決めかねているようだ。

image3.png

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成。

金融市場では米国(FRB)は今会合で利上げ後、利上げを停止し、その後年末にかけて利下げを実施することが織り込まれている。

金融市場での政策金利見通し

image4.png

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成。

一方、ユーロ圏(ECB)は、本会合含めて3回の利上げを実施し、その後年内据え置きが織り込まれている。金融市場の現在の予想に反した政策見通しを示した場合、為替/FX市場ではユーロドルの変動に対する警戒感も高いことから、ユーロドル相場が大きく変動する可能性がある。ECBが近い将来の利上げ停止を示唆した場合やFRBが年内利下げを強く否定した場合、ユーロ安米ドル高が進展、水平サポートラインである1.08366へのユーロの下落が視野に入る。一方、ECBが一段の金融引き締めを強く示唆した場合やFRBが年内利下げを示唆した場合、ユーロ高米ドル安が進展し、2021年1月から2022年9月までの下落に基づくフィボナッチリトレースメント61.8%水準の1.12673が視野に入る。

ユーロドル日足チャート

Chart, line chart  Description automatically generated

資料:Trading View

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