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英ポンド 第3四半期のテクニカル分析見通し:英ポンドは回復するのか、あるいは弱気相場を維持するのか

英ポンド 第3四半期のテクニカル分析見通し:英ポンドは回復するのか、あるいは弱気相場を維持するのか

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英ポンド/米ドルは、2021年後半から地政学的な影響を受け続けているため、低調な状態だ。

積極的なFRB(米連邦準備制度理事会)と金融引き締め政策により、安全資産である米ドルが有利な状態であるため、英ポンドを含む主要通貨に対して米ドル高となった。

テクニカル分析では、英ポンド/米ドルの下落トレンドは変わらず、重要なサイコロジカルラインである1.22付近のサポートゾーンを試す可能性が高い。

2018年4月の高値1.437から下落後、新型コロナウイルス感染症のパンデミックと世界的なロックダウンにより、英ポンド/米ドルは2020年3月に1.141まで下落し、その後、1.22台に戻った。2年余りが経過して相場は再び同じゾーンを訪れたため、買い手も売り手もこのレンジ相場から抜け出そうとしている。

英ポンド/米ドル 月足チャート

出所:TradingView

日足チャートでは、主要なフィボナッチレベルがレンジ相場を形成し、弱気と強気が抑えられていることを示している。

米国の景気後退への懸念が高まることでドル高が圧迫されて、英ポンド/米ドルは主要なレジスタンスラインである1.23に向けて再び上昇する可能性がある。上方へのブレイクが確認されると、1.24を試す可能性も出てくるだろう。

直近のローソク足形成は、売り手と買い手の迷いを示唆しており、トレンドラインのレジスタンスラインと1.23、1.24をブレイクすることで、四半期を通して強気相場になる可能性がある。そうすると、英ポンド/米ドルのさらなる下落に歯止めがかかるはずだ。

英ポンド/米ドル 日足チャート

出所: TradingView

しかし、下落トレンドが続く場合、1.200や1.19347(2022年6月安値)をブレイクすると、弱気の勢いが加速し、1.141(2020年3月安値)を再び試す可能性がある。

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