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2022年第3四半期のビットコイン相場見通し:底値はどこか?

2022年第3四半期のビットコイン相場見通し:底値はどこか?

DailyFX, Research

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ビットコインのファンダメンタルズ展望 - 2022年第3四半期

第1四半期がビットコインの強気派にとって厳しい状況だったとすれば、第2四半期は目も当てられなかった..。第3四半期も引き続き、暗号資産市場にとって困難なマクロ環境は続くと見られるが、相場サイクルは安値水準に近づいている可能性がある。過去の相場サイクルと現在のマクロ環境に注目し、値動きを見てみよう。

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値動き

本稿執筆時点で、ビットコインは70,000ドル付近の史上最高値から約70%下落した安値水準で取引されている。壊滅的な動きではあるが、過去の相場推移に沿った動きであることは確かだ。ビットコインが企業であれば、このような激しい動きは大きなチャンスであるか、または事業を継続する能力を疑うべきであろう。

市場創設以来、ビットコインの高値から底値までの最大下落率は81%で、年間のドローダウンは底値圏で50%の平均損失となっている。強気な長期投資家にとって、現在のディスカウントは魅力的かもしれないが、歴史が繰り返されるなら、高値から80%下落した水準は15,000ドル付近で、押し目買いの水準を意味する。

相場のサイクル期間

ビットコインが史上最高値を付けたのは、今から200日以上前の2021年11月10日である。過去のドローダウンと比較すると、このサイクルは117日平均(安値までの平均期間)よりかなり長く続いているが、過去最長のサイクル期間には及ばない。2018年冬に、ビットコイン価格は343日かけてようやく底値を付けた経緯がある。

今回のサイクルが2018年時のサイクルと同様の道をたどる場合、売り圧力は年末あるいはそれ以降まで続く可能性がある。とはいえ、売りがようやく終わると、ビットコインの価格はすぐに好転する傾向がある。歴史的に見てビットコインは、サイクル安値を付けた後の6カ月間で平均69%上昇している。

忍耐が必要

過去のサイクルの検証は、これまでの背景や相場動向を理解するのに役立つが、筆者はマクロ環境が改善するまで、ビットコイン市場は何も変わらないと考えている。

ビットコインは非常にベータ値(市場全体に対する各個別銘柄の価格感応度)の高い資産であり、広範な株式市場に対して正の相関関係を持つ。また、金利とは逆相関の関係である。これらの相関関係がそのままであれば、少なくとも短期的には、暗号資産市場にとって良い兆候とは言えない。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレを抑制するために積極的に金利を引き上げ、バランスシートを縮小しているのと同時に、経済は減速する兆しを見せている。このような背景から、ほとんどのリスク資産にとって意味のある上昇を遂げることは難しく、特に暗号資産はそうであると筆者は考えている。

リリーフ・ラリー(悪材料の軽減で相場が反騰すること)は見られるだろうが、マクロ環境はこれまで以上に重要である。金融政策(現在は積極的な金融引き締め)が転換点を迎えるまでは、近いうちに底打ちを予想するのは難しい。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。