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ドル円の展望と取引戦略

ドル円の展望と取引戦略

Junichi Ishikawa, IG証券マーケットアナリスト

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このページの内容

【サマリー】

  • ドル円はパウエル証言待ちのムードにある
  • 目先、ドル円のトレンドはパウエル証言に対する米金利の反応次第となろう
  • ハウエル証言が“タカ派”となっても米金利は上昇しない可能性がある
  • ドル円の売買を仕掛けるタイミングと水準について

ドル円の展望:上下どちらにも大きく振れる相場を想定しておきたい

今年の2月以降、米金利の上昇幅が拡大したことで日米利回り格差も拡大している。

この動きに連動しドル円が137円台まで上昇した経緯を考えるならば、引き続き米金利の動きがドル円のトレンドを左右するだろう(日足チャートの赤ゾーンを参照)。

その米金利は目先、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の言動で大きく動く可能性が高い。同議長は今日から明日にかけて半期に一度の議会証言に臨む。

ドル円と日米利回り格差のチャート

日足チャート:22年~

前回の連邦公開市場委員会(FOMC)後に入手した最新の物価データでインフレ圧力の根強さが確認された。このことを考えるならば、パウエルFRB議長はインフレ抑制重視のスタンスをあらためて表明する公算が大きい。

だが、金融政策の方向性を織り込んで動く2年債利回りは、昨秋の高水準4.8%を突破している。10年債利回り(長期金利)も昨秋以来の4%乗せの局面が見られた。

これらの動きは、パウエルFRBが今後もインフレ抑制重視のスタンスを維持すること、そして利上げ政策が長期化する(ターミナルレートの水準が切り上がる可能性がある)ことを相当織り込んでいることを示唆している。

よって、パウエルFRB議長の証言が “タカ派” となっても、素直に米金利は上昇で反応しない可能性があることを意識しておきたい。米金利が低下で反応する可能性もある。

上で述べたケースでは、ドル円の下落を想定しておきたい。候補となるサポートポイントとしては、135.00レベル、21日MAが推移している134.37 レベル、そして134.00レベルである。

一方、パウエル証言に対して米金利が上昇で反応する場合、ドル円は136円台の底固めと200日MA(137.40レベル)のトライおよびブレイクが焦点となろう。

ドル円のチャート

TradingViewの日足チャート:22年10月~

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ドル円の取引き戦略

目先は、パウエル証言と米金利の反応次第でドル円のトレンドが左右される可能性が高い。このため、上下どちらに振れても対応できるようロング戦略(米ドル買い/円売り、以下では“短期買い”)とショート戦略(米ドル売り/円買い、以下では“短期売り”)を前もって考えておきたい。

短期買い戦略1:成行き買い

パウエル証言直後の米金利は、上下に振れる不安定な展開が予想される。よって、短期買いを仕掛けるなら米金利の動きが落ち着き、ジワリと水準を切り上げる局面で短期買いを考えたい。

しかし、上で述べたとおり米債市場ではFRBによる利上げの長期化をかなり織り込んでいる。よって、急にトレンドが変化することを想定し、利確できるタイミングでポジションの清算を心掛けたい。

利確の”水準”を重視する場合は、先週3日の高値136.80レベルや137.00レベル、テクニカルを重視するならば200日MAが推移している137.40レベルがその水準の候補に挙がる。

短期買い戦略2:指値買い

指値で短期買いを狙う場合は、“サポート転換”のムードが出ている135.35レベル(下の15分足チャートを参照)、または“サポート転換”が確認されている135.00を意識したい。

しかし、パウエル証言に対して米金利が低下で反応する場合は、135円ブレイクの可能性がある。よって、135円台で仕掛ける場合は上で述べた水準での「反落→反転」を確認することが重要となろう。

ドル円が134円台へ下落する場合は、134.37レベルで推移している21日MAを意識した短期の指値買いを考える手もある。136円前後から1円50銭以上も下落すれば、反発する可能性があろう。

米ドル/円 強気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -17% -2% -5%
週次 -11% 5% 2%
IGクライアントセンチメント:ドル円
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短期売り戦略1:成行き売り

短期の成行き売りも、米金利の低下トレンドが明確になってから仕掛けたい。または、136.20レベルすら突破できずに反落する場合に、地合いの弱さを意識した短期の成行き売りを考える手もある(下の15分足チャートを参照)。

繰り返しになるが、突然米金利のトレンドが反発する可能性がある。このため、短期買いと同じく短期売りも素早いポジション清算を心掛けたい。

短期売り戦略2:指値売り

短期の指値売りでは、200日MAが推移している137.40レベルがその候補に挙がる。ドル円が200日MAまで上昇し、この水準を難なく突破する場合は、“レジスタンス転換”が確認されている138.00レベルで短期の指値売りを仕掛ける手も考えておきたい。

ドル円のチャート

TradingViewの15分足チャート:2月22日~

ドル円のチャート

TradingViewの日足チャート:22年10月~

注記事項

こちらの分析記事は情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定の金融商品や銘柄を推奨するためのものではありません。掲載された内容の正確性および安全性についての保証は致しかねます。掲載された価格、数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。こちらの分析記事の記載内容を参考としたいかなる損失および損害について、DailyFX及び筆者は一切の責任を負うものではありません。無断での複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。

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