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ドル円(USDJPY)の取引戦略

ドル円(USDJPY)の取引戦略

石川順一, IG証券シニアマーケットアナリスト

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このページの内容

ドル円(USDJPY)の取引戦略

【サマリー】

  • 上昇の局面では50日線(MA)と短期レジスタンスラインの突破が焦点に
  • 上2つのテクニカルラインを突破しても、半値戻しの水準132.80で反落する可能性あり
  • 下落の局面では21日線(MA)の維持が焦点となろう
  • ドル円の売買を仕掛けるタイミングとポイントについて

ドル円 短期の展望: 21日線と50日線、どちらをブレイクするのか?が焦点に

21日線と50日線の攻防に注目

今日のIG為替レポートでは、ドル円(USDJPY)について取り上げた。

詳細はこちらをご覧いただくとして、ここで内容を簡単に述べると、ドル円の下落局面では21日線(MA/130.17レベル)がサポートラインとして意識される可能性がある。一方、ドル円の上昇局面では50日線(MA/132.17レベル)の突破が焦点となる、と分析した。なお、後者の50日線は現在、昨年12月15日を基点とした短期レジスタンスラインと並行している。

米債市場で米金利の反発基調が続いていることを考えるならば、目先は50日線(短期レジスタンスライン)のトライを想定する局面にある。

だが、今のドル円は反落リスクを常に警戒すべき局面にもある。通貨オプション市場のリスクリバーサル(1ヶ月)の動きを確認すると、先週の半ば以降、ドル・プットに傾く局面が見られる。そして予想変動率(1ヶ月)は14%付近まで上昇している。これらの動向を考えるならば、突然21日線を視野に下落幅が拡大する展開も想定しておく必要があろう。実際、先週10日の相場では、日銀の新総裁人事を巡る報道で突然下落幅が拡大する局面が見られた。

ドル円が50日線(MA)を上方ブレイクするにせよ、21日線(MA)を下方ブレイクするにせよ、今週上下に大きく振れるきっかけとなり得るのが、14日の1月消費者物価指数(CPI)となろう。

ドル円のチャート

チャート:Bloomberg / 日足(22年12月~)/ リスクリバーサルと予想変動率は1ヶ月

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ドル円の取引戦略

トレンドフォローに従うならば、目先はドル円のロング戦略(米ドル買い/円売り、以下では“短期買い”)を考えたい。

短期買い戦略1

ドル円の上昇局面では、132.17レベルで推移している50日線(MA)のトライを想定した短期の成行き買いを狙いたい。ドル円が132円台へ上昇する場合は、反落リスクを警戒し、利益確定の売り(以下では利確)を意識したい。

短期買い戦略2

50日線(MA)の突破を確認した後に、短期の成行き買いを狙いたい。このケースでは、半値戻しの水準132.70レベル※まで上昇する可能性がある(上の日足チャートを参照)。実際にドル円が132.80レベルまで到達する場合は、反落リスクを警戒した利益確定の売りを意識したい。

※2月14日に訂正:2月13日の分析記事では132.80としましたが、132.70に訂正させていただきます。

短期買い戦略3

ドル円の下落局面では、押し目買いを狙いたい。この戦略の焦点は、130円ミドル以下の反転ポイントを見極めることにある。目先、注目しておきたい反転のポイントが、21日線(MA)が推移している130.17レベル(2月13日レポートアップ時点)である。ドル円が21日線(MA)を下方ブレイクする場合は節目の130.00レベル、1月米雇用統計後の高安の61.8%の水準129.92レベル、そして76.4%の水準129.22レベルが反転ポイントの候補となろう。なお、129.92レベルは先週10日の下落を止めた経緯がある。詳細は下の1時間足チャートを参照されたし。

ロング戦略の注意点

どのロング戦略を選ぶによせ、上で述べたとおり今のドル円は21日線(MA)を下方ブレイクする可能性がある。このため、買い(ロング)ポジションは短期での清算を意識したい。利確のタイミングを考える指標として、1時間足のMACDも参考にしたい。MACDラインがシグナルラインを下方ブレイクする場合は、利確を意識したい。

米ドル/円 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -2% 2% 0%
週次 12% -16% -6%
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一方、ドル円のショート戦略(米ドル売り/円買い、以下では“短期売り”)を考えるならば、132円台のテクニカルポイントで仕掛けたい。

短期売り戦略1

132.17レベルで推移している50日線(MA)での反落を想定した指値売りを考えたい。成行き売りを仕掛ける場合は、50日線での反落を確認してからとなろう。

短期売り戦略2

ドル円が50日線(MA)を完全に突破する場合は、半値戻しの水準132.80レベルでの反落を想定した短期売りを狙いたい。この水準は、今月6日に相場の反発を止めたレジスタンスポイントである。ゆえに、同じ展開になることを想定した指値を仕掛けるか、132.80レベルで相場が反落したことを確認した後に短期の成行き売りを狙いたい。

ショート戦略の注意点

どのショート戦略を選ぶにせよ、21日線(MA)を完全に下方ブレイクし、かつこの移動平均線がレジスタンスラインへ転換しない限り、短期的にドル円の上昇幅が拡大する可能性が残る。ゆえに、売り(ショート)ポジションは短期で清算することを意識しておきたい。

ドル円のチャート

チャート:TradingView / 1時間足(1月30日~)

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