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ポンド円の展望とチャートポイント

石川順一, IG証券マーケットアナリスト

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ポンド円の展望とチャートポイント

【サマリー】

  • ドル円の動きに連動しポンド円の振れ幅も拡大傾向にある
  • 今週のポンド円のトレンドは、米金利の動きに左右される可能性がある
  • 目先、注目しておきたい上下のチャートポイントは?
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・上下に大きく振れる展開が続く

日米金融政策スタンスの差と円買い介入(への警戒感)がせめぎ合い、ドル円(USDJPY)の変動幅が拡大している。

それにつれてポンド円(GBPJPY)の変動幅も拡大している。

直近の動きを日足チャートで確認すると、もはや168.00レベルが意識される状況になく、先週以降165.00-170.00のレンジで上下に振れる状況が続いている。

ポンド円の予想変動率(1ヶ月/3ヶ月)が再び上昇基調にあることも考えるならば、今週も上下に大きく振れる展開が予想される。

ポンドのチャート

チャート:Bloomberg L.P. / 日足(9月以降)

英ポンド/円 強気
データ提供:
変動 ロング ショート 建玉
日次 -35% -8% -15%
週次 -25% -24% -24%
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・米金利の低下と170.00の攻防

ポンド円(GBPJPY)が、レンジの上限170.00レベルをトライおよびブレイクする要因は何か?

その要因として今注視しておきたいのが、米金利のトレンド転換-上昇トレンドから低下トレンドへの転換である。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは先週21日、11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で連邦準備制度理事会(FRB)は12月会合で利上げペースを減速させること、その場合はどのように市場に伝えるべきかーについての政策議論が焦点になる、と報じた。

報道を受け米債市場では利回りが低下し、週明けの時間外でもその動きが続いている。

米金利のチャート

チャート:Trading View 5分足(21日の欧州タイム以降)

FRBの利上げペース減速の可能性が米債市場で強く意識される場合、米金利は上昇から低下のトレンドへ転じる可能性がある。実際、米債市場でその動きが見られるならば、外為市場では米ドル売り圧力が高まろう。

ポンドドル(GBPUSD)は、「米金利の低下→米ドル安」にサポートされ、反発基調が進行するだろう。

また、「米金利の低下→米ドル安」は株高の要因でもある。

米ドル安(ポンドドルの上昇)と同時に株高で円安の圧力も高まれば、ポンド円は上限の170.00レベルをトライそしてブレイクすることが予想される。

ポンド円が170.00を完全に突破する場合(170.00レベルはフィボナッチ・エクステンション61.8%の水準でもある)、エクステンション76.4%の水準172.59レベルを視野に上昇幅が拡大する展開を想定しておきたい。

ポンド円のチャート

出所:Bloomberg L.P. / 日足(9月以降)

英ポンド/米ドル 強気
データ提供:
変動 ロング ショート 建玉
日次 -6% 1% -3%
週次 -5% -2% -4%
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・ポンド円が下値トライとなる場合の注目ポイントは?

一方、米債市場で利回りの上昇トレンドが継続する場合、ポンドドル(GBPUSD)は下値を模索する展開が予想される。

米金利の上昇はドル円のサポート要因である。しかし、円買い介入またはそれに対する警戒感により、不意打ちのような反落に直面する展開も意識すべき局面にある。

よって、米金利が上昇トレンドを維持する状況が続く場合は、ポンド円の165.00トライおよびブレイクを意識しておきたい。

165.00レベルを挟んで2つのフィボナッチ・リトレースメントの水準が展開している。

さらに今週は、21日線(EMA/165.04レベル)が165.00付近で推移する。テクニカルの面でも165.00は意識されやすい状況にある。

ポンド円が165.00レベルを下方ブレイクする場合、次の焦点は159.57-73ゾーンの維持となろう。このゾーンをトライするシグナルとして、89日線(MA/163.41レベル)の攻防に注目したい。この移動平均線は今年8月に、レジスタンスラインとして意識される局面が見られた。

ポンド円のチャート

チャート:Trading View 日足(8月以降)

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