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日本株見通し:ウォーレン・バフェット氏の援護射撃

木全哲也, ストラテジスト

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※2023年4月12日13時37分更新。

日本株、バリュー、金融政策、日銀、バンドウォーク―トーキングポイント

  • 海外投資家も日本株に注目?
  • ファンダメンタルズ面は日本株の上昇を示唆
  • 日経平均株価先物は水平レジスタンスの28,300円突破できるかが鍵
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日本株の割安感が際立つ

昨日、日本経済新聞は米著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が日本の商社株の買い増し、及び日本株の買い増しを検討している旨を報道した。バフェット氏はバリュー投資家で知られているが、日本株の株価純資産倍率(PBR)は米国株が4倍程度である中、2倍を切っており、日本株の割安感が目立つ。

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

また、米シリコンバレー銀行から始まった金融不安が一旦和らいでいる。金融不安以降、S&P500、NASDAQ、NYダウ等の海外株式と比べて日本株は出遅れており、一段の上昇余地がある。金融不安の日本の金融機関に対する影響は限定的でありながら、セクター別では銀行等の金融セクターのパフォーマンスが冴えず、パフォーマンスの改善余地があろう。

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成

資料:BloombergよりDailyFX.comが作成。金融不安(3月9日)以降のパフォーマンス。

更に、今週より植田日銀体制が始動したが、就任記者会見では早期の金融緩和政策の修正は示唆されなかった。他国と比べて金融緩和環境は維持される見込みで、日本株にとっては支援材料である。日本株は長らく低金利環境のため、金融機関の収益悪化が重荷となってきた。昨年終わりの日本銀行のイールドカーブコントロール政策(YCC政策)を修正した際も、一旦は日本株は下落したものの、銀行等の金融機関の収益改善期待から日本株は上昇に転じた。植田日銀総裁の就任会見からは早期の金融政策修正は示唆されなかったが、仮に金融政策の修正が実施された場合でも、昨年末から年初に見られたように日本株が上昇する可能性もあろう。

日経平均株価テクニカル分析:強気

11日に「日本株見通し:植田バズーカで日本株上昇!?」にて日本株に強気の見通しを示したが、週足チャートでは、日経平均株の上昇トレンドラインは維持されていることが確認できる。また、上昇シグナルを示す三役好転が成立している。月足チャートでも引き続き上昇シグナルであるパーフェクトオーダーが成立している。

日経平均株価週足チャート

資料:Trading Viewより作成

日経平均株価先物の4時間足チャートでも、引き続き上昇トレンドが維持されていることを示している。上昇トレンドを示唆するバンドウォークが発生しており、強固な水平レジスタンスである28,300円と突破すると、上昇トレンドが一段と鮮明になり、年初来高値の28,730円が視野に入る。

日経平均株価先物4時足チャート

資料:Trading Viewより作成

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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