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ドル円・日経平均株価見通し:ソフトバンク決算を経て

ドル円・日経平均株価見通し:ソフトバンク決算を経て

Tetsuya Kimata, CFA, ストラテジスト

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このページの内容

日本株への影響が大きいソフトバンクグループが決算を発表。本格化している日本企業の決算状況は?そして、日経平均株価、日本株の動向に相互に影響する米ドル円の見通しとは

円相場見通し
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サマリー

  • ソフトバンクをはじめ、日本企業の好決算続く
  • 日経平均株価構成企業全体で見た利益は、事前予想と比べて大幅サプライズ
  • 日経平均株価、米ドル円の見通し

良好な日本企業決算続く

前日の取引終了後に、傘下の英半導体関連会社アームの新規株式公開を控えているソフトバンクグループが決算を発表した。テクノロジー関連の新興企業に投資する「ビジョン・ファンド」事業が、4-6月期の株高の恩恵を受け、610億円の税引き前利益(前期は2兆3308億円の赤字)を計上した。「ビジョン・ファンド」の好業績などを背景に、ソフトバンク・グループの最終損益は、3四半期連続の赤字も4776億円の赤字に縮小した。

企業決算の予定・結果はDailyFX.com 経済指標カレンダーで確認できます。

米国企業決算が市場予想を上回るものが相次ぐ中、日本企業も4-6月期決算シーズンも終盤戦に突入している。昨日までに日経平均株価構成企業の内、80%の企業が決算を発表した。既に決算を発表した企業の内、約54%は売上高が、約61%が一株当たり利益の事前予想を上回っている。1-3月期の決算と比べ、売上高・一株当たり利益ともに事前予想を上回っている企業の割合が多く、好決算が続いている。

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資料:BloombergよりDailyFXが作成。事前予想はBloombergの集計値

事前予想を上回っている企業の「数」に加え、売上・利益共に事前予想の「金額」を上ぶれている企業が多い。既に決算を発表した日経平均株価構成企業全体で、売上高の金額は「2.5%」、利益の金額は「22.9%」、事前予想を上振れており、大幅なポジティブサプライズが続いていることを示している。米国債格下げ、ムーディーズ社による米金融機関の格下げといった不透明感はあるものの、良好な企業決算は日本株のサポート要因である。また、日本株との連動性が高いドル円相場にもプラスに働く可能性がある。

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資料:BloombergよりDailyFXが作成。事前予想はBloombergの集計値

日本株見通し

日経平均株価(先物)は、米国債格下げ、米国株安などを受け、下落したものの、心理的節目かつサポートラインとして機能してきた32,000円を終値ベースで維持している。しかしながら、RSI弱気トレンドへの転換を示す50を下回り、9日指数移動平均線が20日指数移動平均線を下抜ける弱気の「デッドクロス」が示現している。テクニカル面では、日経平均株価に弱気シグナルが点灯している。

ただし、筆者は米国債格下げの影響は限定的かつ短期的なものにとどまると見込んでいる(「米国債ショック!米国債が格下げ。金融市場の見通しは」参照)。加えて、日本企業の好決算が続いていることから、弱気シグナルが点灯しているものの、下落方向に加え、日経平均株価が上昇する展開も想定したい。

米国債格下げや米金融機関の格下げの影響が拡大し、日経平均株価(先物)が3万2000円を終値ベースで下方ブレイクした場合、日経平均株価は3月から6月にかけての値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント38.2%水準30,986円のトライが視野に入る。

一方、米国債格下げの影響が和らいだ場合等は、心理的節目である33,000円台を回復できるかに注目。回復し、上昇の勢いが強まり、6月中旬の高値33,950円を上方ブレイクすると、弱気の「ダブルトップ」パターンが無効になり、上昇トレンドへの回帰が鮮明になる。

日経平均株価先物日足チャート

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資料:Trading View

米ドル円の見通し

日本銀行が日本国債の臨時オペ(国債購入)を実施し、日本国債利回りの急上昇を容認しないとの思惑からドル高円安が進行している。米国債格下げを受け、一時円高が進行したものの、6月30日から7月14日のドル円の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント61.8%水準142.078レベルで反転し、円安地合いが強いことを示唆している。

また、RSIはドル高円安モメンタムを示す50超え、MACDラインは上向きかつ、シグナルラインを上回っており、テクニカル面ではドル高円安シグナルが点灯している。

最近のレジスタンスであるフィボナッチ78.6%水準143.394レベルを終値ベースで上方ブレイクすると、ドル円と関係の深い日本企業の好決算が続く中、一段とドル高円安圧力が強まることを見込む。ブレイクした場合、144.00レベル、更に上昇の勢いが衰えなかった場合、6月30日高値145.07レベルが視野に入る。

一方、日本の金融当局からの為替介入の可能性が高まった場合や、日銀が10年国債利回りの更なる上昇を容認した場合、米国債格下げによるリスクオフの流れが強まった場合に備え、円高が進行するシナリオも想定したい。その場合、フィボナッチ61.8%水準142.078レベルへの下落(ドル安円高)が視野に入る。

USDJPY日足チャート

A screen shot of a graph  Description automatically generated

資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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