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金のトレードにおける3つの重要なコツをプロが解説!

金のトレードにおける3つの重要なコツをプロが解説!

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金のトレードのコツ

世界中どこのマーケットを見ても、金ほど歴史的に人々を惹きつけ、魅力を放ってきたものはありません。現代では、様々な通貨や資産クラスのトレードが多くの場所で可能になりましたが、金は人類がトレードを始めてから今に至るまで投機家の関心の的であり価値の源泉とも言える商品です。

金のトレードに関する基本的な知識は、「金とは何か?」での記事で説明しています。また、DailyFXの金に関する情報の中で「金のトレード方法」でもご確認いただくことができます。本記事では、さらに詳しい内容として金のトレード戦略やコツ、戦術について考察していきます。

金のトレードのコツ

金の特徴の一つとして、特に長期的視点から見た際に明らかなのは、周期的な事象に敏感に反応することです。これは金属全般に見られるもので今に始まった現象ではありません。マーケット自体周期的な性質をもっていますが、金も同じように一定の周期性を持って動くことが多く、ただそのタイミングに関しては同時刻における他マーケットとは異なっているケースが見受けられます。過去45年間の金の価格の推移を見ると、このことをより明確に確認することができます。下のチャートでは、トレンドとレンジが青とグレーのボックスで各々示されています。詳細は以下の「金のトレードのコツ1」を参照してください。

金のトレードのコツ1:現在の状況に合わせる

ここでのポイントは「適応する」ことの重要性を確認することです。なぜなら、マーケットがレンジ相場の時にトレンドトレーダーが通常の手法で金のマーケットにアプローチをすると好ましくない結果になる可能性が高いからです。金の相場が平均回帰をしているレンジ相場であれば、トレーダーはレンジベースでトレードをしたいと思うでしょう。その一方で、2001年~2011年や1976年~1980年の期間のように金の相場がトレンドを形成している場合には、トレンド戦略を活用して現状に適応したいと考えるでしょう。

金先物の月足チャート

チャート作成者:ジェームズ・スタンレーTradingview 金マーケット担当

金のトレードのコツ2:米ドルの動きを注視する

米ドルは多くのマーケットでトレードされていますが、金においても最大規模のマーケットでは米ドルでトレードされています。実際にCFDの一般的な計算式では金の価格を「XAU/USD」で表示しています。 元素周期表の金の化学記号(AU)に対して米ドルが分母になっています。つまり、金が米ドルで価格設定されていることを表しています。

これは、金の価格が全く動かずに米ドルが値上がりした場合、金の価格が下がる可能性があるということを意味しています。なぜなら、上記の式に当てはめると分母である米ドルの値が大きくなり、式における全体価値が下がるからです。

つまり、金は米ドルと逆相関する傾向があるということです。これは全ての場合に当てはまるわけではなく、金とドル双方の価値が上昇することもありますが、歴史的に見ればそれは少々稀なケースになります。

下のチャートでは、相関関係を下部分の赤色で強調して示しています。また、稀なケースの例としてゼロラインを超える正の相関の値を確認することもできますが、これはそれほど珍しいことではありません。グラフではゼロ以下の値は逆相関を示しており、-1の値は完全な逆相関になります。

金の価格の月足チャート:米ドルとの逆相関

チャート作成者:ジェームズ・スタンレー、Tradingview 金マーケット担当

金のトレードのコツ3:自分のタイムフレームを知る

上のチャートでは、月足から金の価格の大きな流れを確認することができます。このような状況やマーケットにおける変化は短期的には起こりうるものであり、トレーダーが自分の望み通りの戦略を適切に実行するためには、状況を分析できる一貫したフレームワークを持つことが重要です。

マルチタイムフレームの記事で確認できるように、トレーダーは一つの視点だけでなく、複数の視点からマーケットを分析する必要があります。上記の月足は全体像を把握することには役立ちますが、実際にトレードのセットアップと戦略を実行するためには、より短いタイムフレームでの分析が必要となるでしょう。

上のチャートでは、右側の青枠が2年あまり続いているトレンドを示しています。しかし、下の日足チャートで詳しく見てみると、金の価格はその期間を通してトレンドを維持していなかったことがわかります。実際は、この長期トレンドの中においても同じようにトレンドとレンジの繰り返しが起こっていたのです。

このような状況を知ることは、トレーダーが戦略を立てる際にも重要です。なぜなら、トレンドを利用したトレードを検討している人にとっては、月足チャートでトレンドが明らかになるのを待っていては遅すぎるからです。下のチャートでは、青色のボックスを拡大することでトレンドをより詳細に確認できますが、今回は短期的なトレンドを緑色のボックスで囲み、平均回帰やレンジ相場の期間を灰色のボックスで囲みました。

金の価格の日足チャート

チャート作成者:ジェームズ・スタンレー、Tradingview 金相場担当

金のトレード戦略

分析やセットアップに用いる具体的な戦略よりも重要なことは、特定の市場条件への「適合性」かもしれません。例えば上のチャートの緑のボックスに注目すると、短期トレンドが長期トレンドの方向に動いている場合において、トレーダーは「安く買って高く売る」という昔からの格言にしたがいたいと思うでしょう。 しかし、灰色の部分、つまり価格が変動しているときはどうでしょうか。トレーダーは同じように安く買って高く売ることを望んでいるはずですが、方法が少し変わってきます。「高い」ときにロングポジションのすべてを決済し、その後レンジの反対側でトレードするためにショートする可能性を検討するのです。

「Right up front」この言葉は、トレンドと同様に状況は変化するので、常に「正しい」と言えるトレーダーはいないことを意味しています。そのためにトレードやリスク管理が必要であり、変化が起きた時や予想が外れた場合、価格下落による損失を最小限にとどめるよう準備しておくことが大切です。

「条件」を決めてマーケットでの行動を単純化する

シンプルに考えてみれば、どのようなマーケットでも価格においてはトレンドであるか、そうでないかの2つしかありません。何らかの理由で価格が方向性を持って動いているのか、あるいはそうでないのか。そして、平均回帰からトレンドに移行する状況がブレイクアウトであり、テクニカル面から見るとマーケットの状態そのものです。このことから、アナリストはマーケットの状況を3つのタイプに分類して単純化しています。

  1. トレンド - 方向性のある動きを示しており、トレーダーが高い高値と低い高値で買い合う(または、高い安値と低い安値で売り合う)傾向があり、これはファンダメンタルズにもとづく理由であることが多い。
  2. レンジおよび平均回帰 - 価格に影響を与える要因がない場合はトレンドが見られないことが多く、レンジまたは平均回帰戦略の優位性が高まります。
  3. ブレイクアウト - 新しい情報が織り込まれたときに起こる現象で、これによりレンジから新しいトレンドへのブレイクアウトの動きが生まれます。新しいトレンドは一定期間続くかもしれませんし、単に価格を新たなレンジに移行させるだけかもしれません。

適切な条件でオーダーメイドな手法

マーケットの状態を知るだけでは十分ではなく、トレーダーは特定の状況に合わせた手法を取りたいと考えるのが通常です。例えば、ブレイクアウトを狙うトレーダーは、レンジ相場や平均回帰のセットアップを重視するトレーダーに比べて大きな変化に耐えることができないでしょう。

DailyFXでは、マーケットの状況に応じた戦略をトレーダーの皆さんに紹介しています。また、特定のニーズに合わせて戦略をカスタマイズする際に最も重要なのはリスク管理に他なりません。これは「成功するトレーダーの特長」を深く分析した記事で説明しています。この記事は完全に無料でご覧いただけます。

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