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テスラバブル!?アップル新製品の影響は?S&P500・ナスダック100の見通し

テスラバブル!?アップル新製品の影響は?S&P500・ナスダック100の見通し

Tetsuya Kimata, CFA, ストラテジスト

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このページの内容

アップルが「iPhone15」シリーズを発表した。同時に「Apple Watch」の新シリーズを発表している。9月に入り、テスラ株が堅調に推移している。20日はFOMCが開催される。このような中、S&P500指数、ナスダック100指数の今後の見通しとは

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サマリー

  • アップル「iPhone15」発表
  • テスラバブル再来の可能性
  • S&P500指数の見通し
  • ナスダック100指数の見通し

アップル「iPhone15」発表

アップル(Apple)は、新製品発表イベントを開催し、主力商品であるスマートフォンの新モデル「iPhone15」シリーズを発表した。同時に、腕統計「アップルウォッチ」の新シリーズも発表した。「iPhone15」では、充電ポートに「USD-C」ポートが正式に掲載されたほか、カメラ性能は大幅に強化された。「アップルウォッチ」は、「Siri」への指示をデバイス単体で行えるようになった。

 

アップルの新製品に対する期待値が高かったことや、発表された内容の多くは報道済みで目新しさを欠いているとの見方から、アップルの株価は、12日に約1.7%が下落した。

 

アップルの株価は9月に入り下落基調で推移している。ただし、9月は他の米国株同様、アップルの株価は例年下落する傾向にある。一方、10月はアップルの株価は上昇する傾向にあり、現在の株価下落は、次の上昇に向けたチャンス、と見ることもできる。

 

9月に入って上昇が目立つのがテスラ株だ。

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資料:Trading EconomicsよりDaily FXが作成。8月31日を100として指数化。

 

テスラ、Dojoで5000億ドル!?

米モルガン・スタンレーは、電気自動車(EV)大手テスラが、時価総額を最大5000億ドル(約73兆円)上乗せできるとのレポートを発表したことが、テスラ(TESLA)株上昇の背景である。

 

テスラが開発するスーパーコンピューター「Dojo(ドージョー)」を活用することで、ロボットタクシーの普及を加速させ、更に自動運転技術を他の自動車メーカーなどに提供することで、収益力を大きく高める可能性があると分析している。モルガン・スタンレーのアナリストは、Dojoはアマゾンのアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のように新たな市場を開拓する可能性があると指摘している。

 

春先以降の米国株市場の上昇は、エヌビディア(NVIDIA)がけん引役であった。しかしながら、今後はテスラ株、そして歴史的に10月に上昇する傾向のあるアップルが、エヌビディアに代わって米国株(S&P500、ナスダック100)の上昇をけん引する可能性がある。

 

ただし、当面は20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)に向け、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策を巡る思惑が、米国株の変動要因になろう。

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資料:Trading EconomicsよりDaily FXが作成。3月31日を100として指数化。

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S&P500指数の見通し

S&P500指数は、7月27日を起点とした右肩下がりのレジスタンスラインを上方ブレイクした。また、8月25日を起点とした右肩上がりのサポートラインが機能しており、S&P500は上昇基調を維持している。しかしながら、RSIは50前後でS&P500に対して明確なモメンタムを示しておらず、S&P500の上昇圧力は強くない。

 

20日のFOMCに向け、FRBの金融政策を巡る思惑によって、S&P500は上下に動く展開が想定される。S&P500の上昇圧力が弱い中、13日の米国消費者物価指数といった重要経済指標が、いつも以上に重要になろう。

 

20日のFOMCに向けてFRBの利上げサイクル終了との思惑が強まった場合、S&P500は9月1日高値4,541レベルをトライすることを見込む。上方ブレイクした場合、S&P500の上昇トレンドへの転換が鮮明になる。

 

一方、S&P500が下落した局面で、3月から7月にかけてのS&P500の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント23.6%水準4,419レベルでサポートされるかに注目。サポートされた場合、S&P500の地合いが強まっていることを投資家に印象付け、S&P500は9月1日高値4,541レベルをトライすることを見込む。

S&P500日足チャート

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資料:Trading View

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ナスダック100指数の見通し

ナスダック100指数は、7月31日を起点とした右肩下がりのレジスタンスラインを上方ブレイクした。その後は、8月18日を起点とした右肩上がりのサポートラインが機能しており、上昇基調である。しかしながら、S&P500同様、RSIは50前後とナスダック100は明確なモメンタムを示しておらず、上昇圧力は強くない。

 

FRBの利上げ終了との見方で米国金利が低下した局面で、ナスダック100は、9月1日高値15,619レベルを上方ブレイクできるかに注目。ブレイクすると、ナスダック100の上昇圧力が一段と鮮明になり、7月19日高値15,932レベルが視野に入る。

 

一方、ナスダック100が下落する局面では、7月19日から8月18日までのNASDAQ100の値動きに基づいたフィボナッチ38.2%水準15,083レベルへ下落しよう。下方ブレイクした場合、ナスダック100が上昇トレンドから転換した可能性が高まり、6月26日安値14,687レベルをトライしよう。

ナスダック100指数日足チャート

A screen shot of a graph  Description automatically generated

資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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