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米国株は反発、FOMCを控え不安定な値動き

米国株は反発、FOMCを控え不安定な値動き

DailyFX Team, Research

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米国株 – トーキングポイント

  • S&P 500、NYダウナスダック100は下落して始まったが、その後反発し、先週金曜16日にも機能したサポートが支えとなった
  • 米住宅市場の冷え込みと金融環境のタイト化により、米経済成長懸念が高まっている
  • 21日のFOMC会合に注目が集まっている。週後半には英中銀、日銀、スイス中銀も会合実施予定

先週の米国株式相場は5%超下落した。米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い内容だったことや、米物流大手のフェデックスが業績見通しを撤回したことで、世界経済の見通しが著しく悪化しているとの警戒感が高まったことが背景にある。週明け19日の米国株は、重要な経済指標の発表が少ない中、米国債利回りが再び上昇したことが支えとなり、反発した。21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が発表する金融政策に世界の市場参加者が注目している。

ダウ工業株30種平均は前週末比0.64%高、S&P 500種株価指数は同0.69%高と、共にプラス圏で取引を終えた。S&P500種指数を構成する全11セクター中、9セクターが上昇した。先週金曜日に急落した工業と素材セクターが反発する一方、旅行関連株が引き続き堅調で、一般消費財セクターの上昇をけん引した。アメリカン航空やサウスウエスト航空など航空会社銘柄は3.5%前後上昇して取引を終えた。

逆に、S&P 500種指数の足を引っ張ったセクターの一つが、金利上昇懸念を背景に売られた不動産セクターだ。FOMCがインフレ抑制に強くコミットする姿勢を示しているため、最近の米国債利回りは大きく上昇している。2年米国債は2007年以来の高水準である4%前後、10年米国債は2011年以来の水準である3.5%を上回って推移している。こうした動きは、現在6%前後で推移している住宅ローン金利にも影響を与えている。19日に発表された9月の全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数は、9カ月連続で低下した。住宅価格が高騰し、住宅ローン金利は2008年以来の高水準にあり、住宅市場の減速がさらに進んでいることが確認された。NAHB住宅市場指数は、米住宅建設業者の景況感を示す経済指標で、毎月公表される。

テクニカル分析

テクニカル面では、S&P 500種指数は先週、重要なサポートエリアである3,900を下回る水準で取引された。今週は、先物の弱気な動きを引き継ぐ形で軟調に始まったが、その後下げ幅を縮小し、以前サポートとして機能した3,902-3,915のゾーンを試す展開となった。

S&P 500 (ES1) 日足チャート

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資料:TradingView

注目すべきは、S&P 500先物は引けにかけて安値を更新したのに対し、ナスダックは更新せず、19日の日中安値は先週金曜の安値を下回ることなく、0.77%上昇して取引を終えた点である。

ナスダック100 日足チャート

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資料:TradingView

今後は、21日のFOMCによる金融政策の決定に注目が集まる。先週、米CPIが予想を上回ったことを受け、投資家は100ベーシスポイント(bp)の利上げ実施の可能性を20%織り込んだが、世界的な景気後退懸念の高まりを背景に、その確率は18%まで下がり、75bpの利上げが大方の予想となっている。同様に、週後半に予定されているイングランド銀行(英国の中央銀行)、日銀、スイス国立銀行(中央銀行)の金融政策決定会合も注目されるだろう。

トレーダーのための教育ツール

--- DailyFX.com リサーチチーム セシリア・サンチェス-コロナ

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。