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ドル円の展望とテクニカルポイント

ドル円の展望とテクニカルポイント

Junichi Ishikawa, IG証券マーケットアナリスト

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このページの内容

サマリー

  • 米新規失業保険申請件数の増加を受け8日の外為市場は米ドル安の展開に
  • 米ドル安を受けドル円は10日MAを下方ブレイクし21日MAの攻防が焦点に浮上
  • ドル円が21日MAをも下方ブレイクする場合は138.00のトライを警戒したい
  • ドル円が21日MAで反転する場合は10日MAの突破が焦点に

目先の焦点は21日MAの攻防

米ドル安を受けドル円(USDJPY)は10日MA(139.54レベル)を下方ブレイクする状況にある。

MACDでは完全にデッドクロスとなり、ドル円の地合いの強さを示唆するシグナルが点灯している。

また、こちらの分析記事で述べたドルインデックス(DXY)が重要サポートポイントの103.00レベルをトライするムードが高まっている状況も考えるならば、目先のドル円の焦点は、21日MA(今日現在138.79レベル)の攻防となろう。

ドル円が21日MAで反転する場合は、10日MAがレジスタンスへ転換するかどうか?を確認したい。

ドル円の反発が10日MAで止められる場合は、来週13日の5月米消費者物価指数(CPI)またはFOMCの結果が判明するまで139円を挟んだレンジ相場となる可能性が出てくる。

ドル円が10日MAの突破に成功しても、レジスタンスポイントとして意識され始めている140.20レベルで反落する展開を想定しておきたい。

一方、ドル円が21日MAをも下方ブレイクする場合は、想定レンジの下限138.00レベルを視野に下落幅の拡大を警戒したい。

ドル円のチャート

Tradingviewの日足:年初来

USD/JPY 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 2% 0% 0%
週次 -23% 0% -4%
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138.20レベルの攻防

ドル円(USDJPY)の21日MAは今日現在、138.79レベルで推移している。

このMA(21日MA)の下方ブレイクは、6月1日の安値138.44レベルを目指すシグナルと想定しておきたい。

ドル円が138.44レベルをも下方ブレイクする場合は、IG為替レポートで何度か取り上げてきた138.20レベルの攻防に注目したい。

この水準(138.20レベル)を挟むかたちで2つのフィボナッチ・リトレースメント、23.6%戻しの水準138.26レベルと38.2%戻しの水準138.18レベルが展開している。

5月23日の欧州時間から翌日の東京時間まで相場をサポートした経緯のある138.20レベルでドル円が反転する場合は、来週の5月米CPIまたはFOMC(13-14日開催)の結果が判明するまで、この水準(138.20レベル)がドル円のサポートポイントとして意識される可能性が出てくる。

一方、ドル円が138.20レベルをも下方ブレイクする場合は、想定レンジの下限138.00をトライするシグナルとなろう。

ドル円のチャート

Tradingviewの4時間足:5月下旬以降

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レンジのブレイクアウトはFOMC後か

ドル円(USDJPY)が想定レンジの下限138.00レベル、または想定レンジの上限141.00レベルのどちらかをブレイクアウトするタイミングとしては、来週の連邦公開市場委員会(FOMC、13-14日)後になると予想する。

だが、来週13日の5月米CPIが予想以上の大幅上昇となるか、または予想以上の大幅低下となれば、上で述べたレンジをブレイクアウトする可能性は否定できない。

米ドル高の圧力が後退している今の状況を考えるならば、5月米CPIが大幅に低下した場合のレンジブレイク-「5月米CPIが予想以上に低下→インフレリスクが後退→米利上げ長期化の思惑が後退→FOMC前に米ドル安が進行→ドル円の138.00ブレイクアウト」の方を意識しておきたい。

だが、下で掲載した通貨オプション市場のリスクリバーサル(1ヶ月/3ヶ月)のチャートを確認すると、ドル・プットの圧力が後退している。

また、予想変動率(1ヶ月/3ヶ月)は9%台と、今年に入り最も低い水準へと低下している(下のチャートを参照)。

ドル円のリスクリバーサルと予想変動率のチャート

ブルームバーグのデータをもとに作成 / 日足:年初来 / 1M:1ヶ月、3M:3ヶ月

上で述べた状況を考えるならば、FOMC前にドル円の下落幅が拡大しても138.00をブレイクアウトする可能性は現時点で低いと考えられる。

一方、5月米CPIが予想以上に強い内容となれば、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの長期化観測が高まることで、ドル円は140円台への反転とこのレベルでの攻防が予想される。

だが、最新の政策金利の見通し(ドットチャート)と今年後半のパウエルFRBの政策スタンスを確認する必要があることを考えるならば、上で述べた140.20レベルやIG為替レポートで何度か取り上げてきた140.50レベルでドル円の上昇が止められる展開を予想する。

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