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2022年第3四半期の円相場見通し:円安で日銀は動くか?

2022年第3四半期の円相場見通し:円安で日銀は動くか?

このページの内容

2022年第3四半期における円のファンダメンタルズ展望

  • 米ドルは円に対して1998年以来の高水準に達し、第2四半期は円安が大幅に進行
  • ハト派姿勢を崩さない日銀と米FRB主導のタカ派的姿勢が対照的
  • 目標近辺で推移するインフレ率と円安が日銀に行動変化を促すか?
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第2四半期の円相場は大幅下落に見舞われた。米ドルは円に対し、2002年の高値を突破し、1998年以来の高値を記録した。円安の主な要因は、日銀の政策が他の主要国と異なることである。米連邦準備制度理事会(FRB)やオーストラリア準備銀行(RBA)をはじめとする中央銀行が市場予想に反して利上げを実施したのに対し、日銀はハト派的姿勢を崩さず、円相場にとっては不利な状況を作り出している。下記チャートを見ると、米国債利回りが日本の国債利回りを上回るのにつれ、円安ドル高が進んでいくのがわかる。今後、この状況が変わる可能性はあるだろうか?

円のファンダメンタルズ要因

インフレ上昇の要因

日銀が超低金利政策を維持する姿勢を見せている主な理由は、日本のインフレ率の低さである。しかし日本のインフレは徐々に変化してきている。5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%となり、日銀の物価目標である2%を上回った。日銀はこれまで長い間、インフレ率を目標値に近づけるのに苦労してきた。人口構成の変化など、日銀がコントロールできない理由も一因のようである。しかし、そんな日本でさえも物価上昇の危機を感じ始めている。島国である日本は世界第4位の石油消費国であるが、原油価格は上昇している。

第2四半期の円相場を占ううえで筆者は、原油と石炭をベースに、時間軸も加味して日本のインフレ率を予測してみた。消費者物価指数から遅れ要素を取り除き、最近のエネルギー価格のデータを使って、今後数カ月の日本のインフレ率動向を予測することができた。このモデルは、第2四半期において日銀の目標インフレ率である2%を突破することを正しく予測した。ここでは、オリジナルの重回帰モデルを再検討し、石炭の影響を排除して単純化した。また、円安を考慮した2つ目のモデルも構築してみた。後者モデルについては後述したい。

下記1つ目のモデルで決定係数(R2)は41%となっている。つまり、日本の消費者物価の変動のうち、原油と時間によって説明できるのは41%に過ぎない。さらに言えば、このモデルは実際の5月の消費者物価指数を大きく下回っている(予想が前年同月比0.97%であるのに対し、実際の数値は2.5%)。

日本のCPI予想 - モデル1

資料:ブルームバーグ、チャート作成は弊社ダニエル・ドゥブロスキー

円安は日銀の動きを促すか?

2つ目のモデルは、円相場の動きと、一定値に割り出した20カ国・地域(G20)の消費者物価指数(CPI)を考慮し、日本のCPIを予測しようとするものである。これは、円の切り下げが日本の経済にとってインフレの要因となり得るかどうかを見るためである。このモデルは決定係数(R2)が60%と高く、日本のCPIにおける変動要因の60%が変数によって説明されることを意味する。このモデルの精度がより高いということは、円がインフレを促進する重要な要因である可能性を示唆している。円を除外した場合、精度は53%に低下する。

このモデルは、5月の実際のCPI値を依然として下回っており(実値2.5%に対して予測は1.8%)、今後は第3四半期前半にインフレ率が再び目標値まで上昇する前にいったん低下すると見ている。日銀がインフレ対策に動くどうかはまだわからない。トレーダーの一般的な経験則からは、中央銀行とは戦わないのが得策と言える。従って、日銀がハト派的な姿勢を維持すれば、円安に作用するはずだ。しかし、インフレ率は日銀の目標値近辺で推移しているのに加え、円安への懸念も高まれば、今後数カ月間で円安の動きが落ち着く可能性はある。

日本のCPI予想 - モデル2

資料:ブルームバーグ、チャート作成は弊社ダニエル・ドゥブロスキー

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