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ジャクソンホール会議始まる。東京インフレ、日銀の金融緩和を後押しする中、ドル円・日本株見通しとは

ジャクソンホール会議始まる。東京インフレ、日銀の金融緩和を後押しする中、ドル円・日本株見通しとは

Tetsuya Kimata, CFA, ストラテジスト

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このページの内容

ジャクソンホール会議が開幕した。パウエルFRB議長、そして植田日銀総裁から今後の政策に対するヒントが得られるか。日本では東京消費者物価が発表、今後のインフレ鈍化を示唆する結果であったが、ドル円、日本株の今後の見通しとは

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サマリー

  • パウエルFRB議長、追加利上げや利上げ到達点に関するコメントはあるか
  • 全国CPIに先行する東京CPIは鈍化、日本銀行の金融緩和継続を示唆
  • ドル円、日経平均株価の見通し

 

ジャクソンホール会議が開幕した。注目はパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演であろう。FRBの利上げ終了が近付いているものの、更なる利上げや利上げの到達点が依然考えられていたよりも高い場合、米国金利上昇に伴い、ドル高円安が進展しよう。一方、利上げ終了の可能性が近いことを示唆した場合等は、米国金利低下に伴い、ドル安円高の進展が見込まれる。

 

ジャクソンホール会議には植田日本銀行総裁も出席する。植田日銀総裁から、今後のインフレや金融政策、為替相場に対してサプライズの情報が出てくるかにも注目。サプライズの情報が与えられた場合、9月の日銀金融金融政策決定会合での修正観測が高まる可能性がある。ジャクソンホール会議に先駆けて日本では、全国消費者物価に先行する東京消費者物価が公表された。

 

東京CPI、11カ月ぶりの2%台

全国消費者物価(CPI)は、基調的インフレ圧力をコアCPIの前年と比べた伸びが2.8%と11カ月ぶりに3%を下回りインフレ鈍化を示した。

 

日本銀行は7月の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール政策(YCC政策)の修正を決定したものの、当面の金融緩和環境維持を示唆している。18日公表の7月全国CPIは依然としてインフレが高止まりしていることを示したが、8月東京都区部CPIの結果は、インフレ圧力が緩やかながら鎮静化していることを明らかにした。ジャクソンホール会議に出席している植田日銀総裁を安心させる結果であった。

A graph with red and blue lines  Description automatically generated

資料:DailyFX.com経済指標カレンダー

 

消費者物価に先行する傾向のある輸入物価(7月)は、前年比-14.1%とマイナスの伸びを示しており、全国消費者物価の鈍化が継続することを示唆している。

image2.png

資料:BloombergよりDailyFXが作成。

 

また、日本においても賃上げ機運が高まりつつあるものの、足元の実質賃金は、前年と比べて1.6%減と、15カ月連続のマイナスである。インフレ鈍化が見込まれ、賃金上昇圧力が依然として弱い中、日本銀行は金融緩和スタンスを継続することを見込む。このような中、ドル円、日本株の今後の見通しは。詳しく見てみたい。

A graph with red lines  Description automatically generated

資料:Trading Economics

 

米ドル円の見通し

ドル高円安基調が続いているものの、昨年10月から今年1月にかけてのドル円の値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント78.6%水準146.652レベルのレジスタンスが強固に機能している。

 

また、RSIではドル高円安の勢いが衰えつつあることを示唆する「弱気の乖離(ダイバージェンス)」が示現している。テクニカル面では強弱入り混じる中、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長や植田日銀総裁の発言次第でドル円は上下両方に動くことを想定したい。

 

ジャクソンホール会議を受けて、146.652レベルを上抜けた場合、ドル高円安トレンドが再開、147円台にドル円のレンジが切り上がることを見込む。一方、上方ブレイクに失敗した場合、ドル高円安トレンドの反転を示唆する小型の「三尊天井(ヘッドアンドショルダーパターン)」パターンが成立、7月中旬以降のドル高円安トレンドが終了した可能性が高まる。その場合、水平サポートラインである145.07レベルでサポートされるかに注目。

USDJPY日足チャート

A graph of a stock market  Description automatically generated

資料:Trading View

 

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日本株見通し

日経平均株価(先物)は、32,000円前後での推移が続いているものの、右肩下がりの平行トレンドチャネル内で推移している。また、RSIは弱気モメンタムを示唆する50割れであり、テクニカル面では日経平均株価の弱気シグナルが点灯している。

 

ジャクソンホール会議にて、FRBの近い将来の利上げ終了が示唆された場合、トレンドチャネルの上限(現在32,513円)を上抜けるかに注目。上抜けた場合、日経平均株価の弱気トレンドが終了した可能性が高まる。

 

一方、FRBの更なる利上げ、高い利上げの到達点が示唆された場合や植田日銀総裁が近い将来の金融政策修正を示唆した場合、日経平均株価は3月から6月までの値動きに基づいたフィボナッチリトレースメント38.2%水準30,986円へ向かって下落する可能性がある。

日経平均株価先物日足チャート

A graph on a screen  Description automatically generated

資料:Trading View

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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