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米GDPが縮小した今、FRBが重視するインフレ指標が下振れとなれば、金価格は上昇の可能性がある

米GDPが縮小した今、FRBが重視するインフレ指標が下振れとなれば、金価格は上昇の可能性がある

Daniel Dubrovsky, シニア・ストラテジスト

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このページの内容

金、金/米ドル、FRB、米GDP、PCE、テクニカル分析、IGクライアントセンチメント – トーキングポイント

  • GDPの縮小により、FRBが積極的な利上げを継続するとの観測が後退し、金価格は急上昇した
  • 29日発表の米PCE物価指数が下振れれば、金/米ドルの上昇に弾みがつく可能性がある
  • 個人トレーダーのポジションに関するデータも強気なバイアスを示している
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28日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で金価格は先週からの下落分も取り戻し、大幅上昇となった。これまでのところ、今週は堅調な相場展開となりつつあり、おそらく5月中旬以来、最高のパフォーマンスの1週間となりそうである。では金相場はなぜ、一夜にして上昇したのだろうか?

米国経済は、第1四半期に1.6%縮小した後、第2四半期は予想に反して0.9%の縮小となった。2カ月連続で国内総生産(GDP)がマイナス成長となったことは、景気後退懸念が高まりつつある中、良い兆候ではなく、市場は引き続き、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利政策をどの程度変更するかに注目している。

米国の短期国債利回りは弱含みで、FRBがタカ派的な姿勢を維持するとの観測が後退していることを示唆している。市場は来年の利下げをすでに織り込んでいる。28日に発表された米GDPを受け、FRBがハト派的な政策に転換するとの観測がさらに強まり、ドルを押し下げたことが、金の大幅上昇につながった。

週末に向けては、FRBが重要視するインフレ指標であるPCE(個人消費支出)物価指数に注目が集まっている。コアPCE指数は前年同月比4.7%上昇にとどまると予想されている。この数値が予想を下回れば、高インフレ警戒感は後退し、FRBがハト派的な政策に転換するという観測がさらに強まるだろう。その結果、米ドルは下落し、金価格は上昇する可能性がある。

とはいえ、労働市場はほぼ間違いなくひっ迫したままである。FRBはインフレ抑制か経済成長を促すかの二者択一を迫られることになりかねない。このような不確実性は、金融市場にボラティリティをもたらす可能性がある。

金相場 テクニカル分析

日足チャートでは、金価格は20日単純移動平均線(SMA)を上回り、3月からの下降トレンドラインが視野に入ってきている。これにより、短期的な上昇が意識される展開となっている。とはいえ、このトレンドラインが上値抵抗線となり、下降トレンドが復活する可能性も否めない。このような場合、7月安値の1681が下値サポートの焦点となりそうだ。

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金/米ドル 日足チャート

資料:TradingView

金相場 センチメント見通し - 強気

IGクライアントセンチメント(IGCS)によると、およそ85%の個人トレーダーが金をネットロング(買い持ち)しているこが明らかになった。IGCSは逆張り指標として機能する傾向がある。ほとんどのトレーダーがまだ強気であるため、価格が引き続き下落する可能性(弱気バイアス)を示唆していると捉えることができる。しかし、ショートの持ち高は昨日と先週に比べ、それぞれ17.20%と14.50%増加している。この点を考慮すると、短期的には強気(価格は上昇)の逆張りバイアスが見られる。

*IGのクライアントセンチメントのチャートとポジショニングデータは、7月28日付のレポートから引用しています。

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・ドゥブロスキー著

ドゥブロスキー氏に連絡するには、下のコメント欄を使用するか、Twitter で @ddubrovskyFX までお願いいたします。

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