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金価格は6月初めのレンジを下回り、5月の安値に向かう

金価格は6月初めのレンジを下回り、5月の安値に向かう

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このページの内容

金価格に関する予想の要点

金価格は米雇用統計(非農業部門雇用者数)の結果を受けて下落し、月間の安値(1,829ドル)を試す勢いに見えます。金価格は6月初めのレンジを突破すると、5月に付けた安値(1,787ドル)に向かう可能性があります。

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金価格は6月初めのレンジを下回り、5月の安値に向かう

金価格は最近、貴金属マーケットが全般的に弱含みで推移する中、一連の高値・安値を付けながら停滞しています。米国ではCPI(消費者物価指数)が物価上昇圧力の緩和を示すと予測されていることから、金価格に悪影響を与える可能性があります。

5月のインフレ率は年率8.3%で安定すると予想されていますが、コアインフレ率は前月の6.2%から5.9%に低下する可能性があります。そして、「今後数回の会合で目標範囲を0.5%引き上げることが適切と判断されている」ことから、FRB(米連邦準備制度理事会)が2022年を通じて利上げを実施する展開となることが予想されます。

FRBはインフレ率を目標の2%まで引き下げることに苦戦しており、FOMC(米連邦公開市場委員会)は7月27日の政策金利発表でも政策金利の正常化を続けるはずです。また、ジェローム・パウエルFRB議長が「進展する経済見通しによっては、制限的な政策スタンスが適切になるかもしれない」と判断しているため、米国の家計や企業に対して金融引き締めサイクルを進めるかどうかについて、今後の動向を注視する必要があります。

それまでは、FRBの政策転換が進むと米国債利回りを押し上げるため、金価格は5月安値(1,787ドル)に向かう可能性があります。また、FOMCがフェデラル・ファンド金利を長期見通し以上に押し上げる姿勢を示しているため、金価格は年内、逆風にさらされる可能性があると言えます。

さらにコアレートがインフレの減速を反映すると予想されるため、米国CPIの更新は金価格を引き下げる可能性があります。金価格は6月初めのレンジを突破すると、5月の安値(1,787ドル)に向かって下落する可能性があります。

金価格 日足チャート

Image of Gold price daily chart

出所: Trading View

  • 金価格は2月以降、初めて200日単純移動平均線(1,842ドル)を下回り、年初来安値(1,779ドル)を試す勢いに見えましたが、5月安値(1,787ドル)からの上昇により、RSI(相対力指数)が上昇に転じて、金価格は再び移動平均線を上回りました。
  • しかし、RSIがトレンドラインのサポートを下回り、強気の勢いは弱まりつつあるように見えます。1,876ドル(フィボナッチ・リトレースメント50%ライン)のレンジを突破しようとしましたが失敗に終わり、先週以来の高値と安値を繰り返しています。
  • 1,825ドル(フィボナッチ・エクスパンション23.6%ライン)〜1,829ドル(フィボナッチ・リトレースメント38.2%ライン)付近を下抜けして6月の安値(1,829ドル)を守れない場合、1,816ドル(フィボナッチ・エクスパンション61.8%ライン)付近まで押し戻され、さらに5月に付けた安値(1,787ドル)を割り込むと年初来安値(1,779ドル)が焦点になるでしょう。
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--- DailyFx.com通貨ストラテジスト デビッド・ソング著

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