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金価格見通し:レンジ相場? 米CPI控える中、ドルは回復

金価格見通し:レンジ相場? 米CPI控える中、ドルは回復

Daniel McCarthy, ストラテジスト

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このページの内容

※2023年9月13日14時59分更新

金、金/ドル、米国債利回り、米物価連動国債、実質利回り、BRIC諸国、金の買いだめ - トーキングポイント

  • 12日(米国時間)のドル相場は底堅く、金価格は軟化
  • CPI発表を控える中、米国債利回りの上昇が米実質利回りを押し上げている模様
  • 米CPIが予想から外れた場合、実質利回りと金/ドルに影響が出るかもしれない
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13日午前(アジア時間)の金先物相場は、ドル相場が11日の下落から一段落する中、下落した。今夜(日本時間21時半)に8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから買い手控え感も広がっている。

貴金属を軟化させているのは、米実質利回りの継続的な上昇である。一歩引いて大局的に見てみると、実質利回りは今のところ、上昇の一途をたどっているように見える。

きょう発表の8月CPIが下振れれば、長期インフレ期待が低下し、実質利回りにもその影響が及ぶ可能性がある。

逆に8月CPIが予想を上回れば、来週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めに動くとの観測が高まりそうだ。

この結果、米長期債利回りは上昇し、特に注目される10年物近辺の実質利回りのさらなる上昇を促す可能性がある。

ブルームバーグのエコノミスト調査では、8月のCPI総合指数は前年同月比3.6%上昇、CPIコア指数は同4.3%上昇と予想されている。

下図を見ると、エネルギー価格がCPIに大きく寄与していることが分かる。原油価格は、8月はほとんど動かなかったが、9月に入り大きく上昇した。

資料:ブルームバーグ、tastytrade

米実質利回りは2023年に入ってから上昇の一途をたどっており、最近では10年物利回りが14年ぶりの高水準となる1.95%超まで上昇した。

実質利回りとは、名目利回りから同じ年限の米物価連動国債(TIPS)から算出される期待インフレ率を差し引いたものである。

実質利回りは、インフレやデフレによる物価変動の影響を受ける貨幣の時間価値(時間の経過によって将来の価値が変動すること)を考慮するため、市場では投資の真のリターンと見られている。

実質リターンの構成要素をよく見てみると、名目利回りが実質利回りを押し上げ、市場のインフレ予想が2.3%近辺で安定していることが分かる。これはFRBの物価目標である2%をわずかに上回っている水準だ。

実質利回りがこれほど高くなったのは、スポット金価格が1オンス1,000ドルを下回っていた2009年以来である。最近では、実質利回りが1.0%近かった2018年にスポット金価格は1,300ドルを下回っていた。

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スポット金 vs 米10年物実質利回り – 大局的な視点

資料:TradingView

もちろん、世界的なパンデミックと欧州での紛争の脅威は、今までは異なる時代の幕開けとなり、その結果、金に対する需要のダイナミズムに変化をもたらした。

今後の注目点は、直近のレンジ1,885-1,900ドルをブレイクアウトするかどうかである。ブレイクアウトは金/ドルの次のなる顕著な動きのきっかけとなる可能性がある。レンジ取引についてもっと知りたい方は、下のバナーをクリックしてください。

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金相場のテクニカル分析

金価格は過去6カ月間、1,885-1,897間で取引され、今のところレンジ内に収まっているようだ。

サポートは、複数の過去の安値、ブレイクポイント、そして1,614-2,062の動きをベースにしたフィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準が存在する1,885-1,895エリアと見られる。

さらにその下には、フィボナッチ・リトレースメント50%の水準1,838が控えている。

一方、上値では、直近の高値である1,953と1,897、あるいはブレイクポイントに近い心理的水準2,000がレジスタンスになり得る。

スポット金価格

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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