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金相場は年初来安値を前に切り返し、50日SMAを意識する展開に

金相場は年初来安値を前に切り返し、50日SMAを意識する展開に

David Song, ストラテジスト

金相場 - トーキングポイント

金先物相場は、月間安値(1,617ドル)から切り返し、高値圏で高値と安値を切り上げ始めている。年初来安値(1,615ドル)を前に上昇に転じており、50日単純移動平均線(SMA、1,691ドル)を試す展開となる可能性がある。

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金相場は年初来安値を前に切り返し、50日SMAを意識する展開に

金先物相場は、米国債利回りが年初来高値から低下する中、9月のレンジを維持しているように見えるが、今月初旬の値動きを踏襲するように、移動平均線の傾きに沿って下降し続ける可能性がある。

資料:CME

CMEグループのフェドウォッチ・ツールによると、11月2日に開催される次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で75ベーシスポイントの利上げを実施する可能性は引き続き90%以上となっており、金先物相場の反発は短期間で終わる可能性がある。FOMC参加者の経済・金利見通し(SEP)では米連邦準備制度理事会(FRB)が制限的な政策に積極的な姿勢が示されており、FRBは従来通りのインフレ抑制策を続けるように思われる。

27日(日本時間午後9時半)に発表される9月の米個人消費支出(PCE)のコア指数は前年同月比5.2%上昇と、前月(同4.9%上昇)から増加すると見られている。PCEが物価の高止まりを示す内容となれば、ジェローム・パウエルFRB議長らに急速なタカ派政策を講じるよう圧力をかけることになり、米国債利回りは再び上昇する可能性がある。

FOMCが年内は利上げを計画していることから、米国発の動向が引き続き、金先物相場の足を引っ張ることになりかねないが、金相場は年初来安値(1,615ドル)を前に上昇に転じていることから、11月2日のFOMC金融政策決定会合までは、50日SMA(1,691ドル)を試す展開となる可能性がある。

金相場 日足チャート

資料:Trading View

  • 金相場は、年初来安値(1,615ドル)を試すも下回らなかったため、その後は高値と安値を切り上げ始めている。1,670ドル(エクスパンション50%)を上回る水準で終値を付ければ、50日SMA(1,691ドル)も位置している1,690ドル(リトレースメント61.8%)から1,695ドル(エクスパンション61.8%)にかけてのエリアが意識されよう
  • しかし金相場は、今月初めの値動きのように、下降している移動平均線に追随する可能性があり、1,648ドル(エクスパンション50%)のエリアを割り込めば、年初来安値(1,615ドル)が再び視野に入ってくるだろう
  • 1,601ドル(エクスパンション38.2%)から1,618ドル(リトレースメント50%)付近のフィボナッチが重なっているエリアを終値で下回ると、1,584ドル(リトレースメント78.6%)エリアが意識され、さらに下げ幅を拡大すれば、2020年4月の安値(1,568ドル)近辺が意識されることになるるだろう

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推薦者: David Song

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--- DailyFX.com 為替ストラテジスト デイビッド・ソン著

ソン氏に連絡するには、Twitter で@DavidJSongまでお願いいたします。

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