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金相場見通し:投機筋が手控える中、カナダ中銀の金利決定を注視

金相場見通し:投機筋が手控える中、カナダ中銀の金利決定を注視

金、金/米ドル、金/カナダドル、カナダ中銀、米COT、投機筋 - トーキングポイント

  • 豪の第3四半期CPIが高い伸びを示したが、アジア太平洋地域の取引で金は横ばい
  • 金/カナダドルは、カナダ中銀が75ベーシスポイント(bp)の利上げ実施なら、一段安の可能性
  • 米CFTCの直近データによると、投機筋は金の取引を手控える動きを強めている
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金先物相場は、25日の米国市場で小幅反発した後、26日のアジア太平洋地域の取引では1,650ドル付近でほぼ横ばいとなっている。小幅な米ドル高や米国債利回りの上昇を背景に、売りも散見される。オーストラリアとニュージーランドでは国債の売りに伴い利回りが上昇しているため、金の価値を押し下げている。

オーストラリアの第3四半期の消費者物価指数(CPI)は、豪ドルにはほとんど影響を与えなかったが、債券トレーダーには売りを促したようだ。豪第3四半期CPIは前年同期比7.3%上昇と、第2四半期(同6.1%上昇)から伸びが加速し、来週のオーストラリア準備銀行(中央銀行)の金融政策決定会合に向け、豪中銀のタカ派的な姿勢が強まるのではとの思惑が広がった。豪金利先物市場では、豪中銀が政策金利であるキャッシュレートを25bp引き上げる確率を100%と示しているが、これは豪CPI発表前の確率よりも若干高まった程度である。

カナダ中銀は今夜(日本時間午後11時)、政策金利を決定する予定であり、市場では75bpの利上げが大方の見方である。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、75bpの利上げ実施の確率は75%となっている。利上げ幅が50bpと、ややハト派寄りとなれば、金先物相場にとっては追い風となる可能性が高い。カナダドルは10月1日以来、金相場に対して約2%上昇しているが、米ドルの上昇率は約0.5%にとどまっている。大方の予想通りカナダ中銀が75bpの利上げを実施すれば、10月の金/カナダドルは月間ベースで今年最低水準になるかもしれない。

先週21日に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したCOT(コミットメンツ・オブ・トレーダーズ)レポートによると、金の投機筋は強気派が減少した。10月18日に終わる1週間では、非商業部門(投機筋)の買い建て(ロング、オレンジ色の線)は7,051枚減少し、売り建て(ショート、青色の線)は14,974枚増加した。そのため、ネットロングのポジションは22,025枚減の69,000枚となり、2019年4月以来の低水準に近づいた。非商業部門の間では金取引を手控えるムードが強まっており、金相場にとっては良い兆候とは言えない。金の売却は、短期的には賢明な動きなのかもしれない。

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金および非商業部門ロング・ショートの推移 - 日足チャート

Gold chart, cot gold data

資料:TradingView

--- DailyFX.com アナリスト トーマス・ウェストウォーター著

ウェストウォーター氏に連絡するには、Twitter で @FxWestwater までお願いいたします。

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。