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金価格見通し:米国債利回りとドルの上昇を背景に下落、米債務上限懸念は後退

金価格見通し:米国債利回りとドルの上昇を背景に下落、米債務上限懸念は後退

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このページの内容

※2023年5月29日17時46分更新

金、金/ドル、米国債利回り、実質利回り、ドル、FRB、米債務上限 - トーキングポイント

  • 金相場は、FRBの金融政策動向が意識される中、このところドル高に押され気味
  • 米国債利回りと実質利回りは上昇し続け、ドル需要を高める可能性がある
  • 米債務上限問題の交渉が合意に至った場合、金/ドルが向かう方向とは?
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米連邦債務上限引き上げを巡る懸念が後退し、同時に米国債利回りが上昇していることから、週明けの金先物相場は2カ月ぶりの低水準に下落した。

米国債利回りはここ数週間、イールドカーブ全体で安定的に上昇しており、最も上昇が顕著なのが短期債利回りである。

短期金利の指標となる2年債利回りは、今月初めに3.66%まで低下した後、先週金曜に4.60%を上回る水準まで上昇した。

1年債利回りも先週金曜に5.30%まで上昇し、23年ぶりの高値を付けた。3月上旬には4.03%に達しており、このような高水準な利回りは、米連邦準備制度理事会(FRB)が今年中に利下げを実施する可能性は低いとの市場認識を反映している。金利スワップや先物市場では、利下げ実施は2024年に先送りされている。

ドル建て債券の利回りの高さが、ドル相場を幅広く支えているようだ。ドルは多くの通貨に対して数カ月ぶりの高値まで上昇している。一方で、コモディティ資産は総じて軟調に推移している。しかし、その中で銀先物相場は先週金曜、しっかりと上昇した。週ベースで見れば、先週の銀相場は下落したが、今週は1オンス23.30ドル付近で始まり、安定的に推移している。

金相場は、米実質利回りが上昇すると軟化する傾向にある。実質利回りとは、名目利回りから、同じ償還年限の物価連動国債(TIPS)から算出される期待インフレ率を差し引いたものである。

注目度の高い米10年物実質利回りは、3月に米地銀が破綻して以来の水準となる1.60%に迫っている。インフレ調整後のリターンが上昇すると、投資家は金など金利を産まないコモディティ資産の先安感に頭を悩ませることになる。

ドルはこのところ堅調に推移しており、ドル指数の方向性が貴金属の次なる動きを促すかもしれない。同時に、金はボラティリティが低下しているため、現在の市場価格でしばらく落ち着く可能性がある。

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GC1(金の先物)、米10年物実質利回り、ドル指数、金のボラティリティ

資料:TradingView

GC1(金の短期先物取引)のテクニカル分析

金先物相場は昨年11月に始まった上昇トレンドチャネル内にとどまっているが、現在はチャネルの下限ラインを試している。

5月上旬の高値2,085.4は、2022年3月の高値2,078.8を上回ったものの、史上最高値2,089.2を超えるには至らなかった。このように上値が切り上がらなかったため、ダブルトップの示現に続き、トリプルトップが形成された。

このため、2,080-2,090がレジスタンスエリアとなる可能性があるが、これらの水準を上回れば、強気の展開となるかもしれない。次のレジスタンス水準は、現在2,160付近に位置する上昇トレンドチャネルの上限ラインとなりそうである。

一方、下降局面に焦点を当てると、価格は100日単純移動平均線(SMA)、2つの過去の安値が重なる上昇トレンドライン付近に位置しており、興味深い分岐点にある。

1,930を下方ブレイクすると弱気な展開となる可能性があるが、これらの水準が維持されれば、大局的には強気相場が続く可能性が示唆される。この点において、今後数日間の値動きが中期的な相場の方向性を示す手がかりとなるかもしれない。

資料:TradingView

--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著

マッカーシー氏に連絡するには、Twitter で @DanMcCathyFX までお願いいたします。

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