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ユーロ見通し:金融不安でも底堅く推移

ユーロ見通し:金融不安でも底堅く推移

Tetsuya Kimata, CFA, ストラテジスト

※3月28日16時20分更新。

EUR、金融不安、ECB、金融引き締め-トーキングポイント

  • 金融不安がありつつもユーロは堅調に推移
  • ECBの今後のスタンスを占う上で重要なユーロ圏インフレ率が発表
  • ユーロは対円で中立も対米ドルで上昇を見込む
ユーロ/ドルのトレード方法
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推薦者: Tetsuya Kimata, CFA
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ユーロは堅調、31日にはユーロ圏インフレ率が発表

EURは対米ドルで昨日上昇した。ドイツ銀行株が反発する等、欧州金融機関に対する不安が後退したことや昨日公表のドイツIfo企業景況感指数が市場予想を上回ったことが背景にあろう。また、ドイツ連銀のナーゲル総裁がインフレは依然あまりに高すぎると発言したことや欧州中央銀行(ECB)のショナーベル理事は、今月発表した政策声明に一段の利上げの公算含めるよう主張していたことが明らかになっていたことから、欧州金利は上昇し、ユーロ高に寄与した。

ユーロ/ドル(右軸)とドイツ10年国債利回り(左軸)

Chart, line chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成。

昨日は懸念が後退したものの、金融不安の払しょくには至っておらず、金融不安を巡る思惑が為替/FX市場にとっても重要となろう。ただし、昨日のECB高官の発言の通り、ECBはインフレ抑制・重視の姿勢を鮮明にしており、インフレ圧力が明確に緩和されるまでは金融引き締めを継続し、ユーロの支援材料になろう。

今週31日にユーロ圏消費者物価指数(3月)速報値が公表される。コアインフレ率は5.7%と前月5.6%より加速することが予想されている。市場予想通り前月よりインフレが加速することが示された場合、ECBの金融引き締め継続を確認する結果となり、ユーロの支援材料となろう。金融不安が高まる局面でも底堅く推移する中、テクニカル面も踏まえたユーロの今後の見通しは?

Graphical user interface  Description automatically generated with medium confidence

資料:DailyFX.com 経済指標カレンダー

ユーロドル(EUR/USD):ユーロ高

それまでのトレンドの継続を示す上昇フラッグのチャネルラインを3月前半に上方ブレイクしており、ユーロ高トレンドの再開を示唆している。また、金融不安の高まりを受け、一時ユーロ安が進展したものの、100日単純移動平均線(SMA)でサポートされ、サポートとして強固であることを示している。MACDラインは上向き、かつシグナルラインを上回っており、ユーロ高トレンドを示している。ECBの金融引き締めスタンスも明確であり、ユーロ高トレンドの継続を見込む。2月前半の上値であり、2021年1月から2022年9月にかけての下落に基づいたフィボナッチリトレースメント50%の水準、2月頭の上値に近い1.0936が視野に入る。一方、31日のインフレ率が市場予想を大幅に下回る結果となった場合や欧州金融機関に対する不安が高まった際には100日移動平均線で引き続きサポートされるか注目したい。100日移動平均線を下方ブレイクした場合、水平サポートラインである1.05328が視野に入る。

ユーロドル(EUR/USD)日足チャート

Chart, line chart  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

ユーロ円(EUR/JPY):中立

50日移動平均線は上向きであるものの、より短期の20日移動平均線は下向きとなっており、明確なトレンドは確認できない。昨年12月から23年2月にかけて反転パターンである逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)を形成したものの、MACD(移動平均収束拡散手法)ラインは下向きかつ、シグナルラインを下回っており、ユーロの地合いが弱いことを示している。RSI(相対力指数)は45と概ね中立程度の水準で推移しており、中立の見通しとする。

ユーロ円(EUR/JPY)日足チャート

Chart, line chart, histogram  Description automatically generated

資料:Trading Viewより作成

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

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