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最終更新: Mar 21, 2023
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ドルは数回の重要なブレイク後に上げ幅拡大、S&P 500は下げ渋る

ドルは数回の重要なブレイク後に上げ幅拡大、S&P 500は下げ渋る

John Kicklighter,

S&P 500、ミーム株、ドル、ドル/円、FFレート、豪中銀の決定 - トーキングポイント

  • 市場の視点:ドル/円は132.00を上回る水準で強気、ユーロ/ドルは108を下回り弱気
  • FRBの見通しに合わせて市場の金利予想水準は上昇し、対ユーロ、対円でブレイクするなどドル高につながった
  • 6日の米国市場でリスクオン(リスク選好)ムードは著しく後退したが、取引終盤に買いが加速したミーム株が投機マネー主導の「リスクオン」心理を揺るがす可能性がある
注目のトレード機会:2023年第1四半期
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推薦者: John Kicklighter
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米連邦公開市場委員会(FOMC)会合などを背景に先週、米国市場が受けた影響の余波は強いが、それが当面の間、投機的な展開につながるという意味ではない。ドルに関しては、FOMCの利上げ、非農業部門雇用者数(NFP)の予想外の大幅増加、サービス部門の回復が相まって、6日の通常取引時間帯では市場の金利予想水準が上昇し続けた。一方、米国株価指数のようなリスク資産には、金利の影響はそれほど大きくはないようだ。6日の取引終盤に買いが加速したミーム株だが、今後不安定な動きとなる恐れもある。今後、復活してきている個人トレーダーによる投機的な動きに直接的な打撃を与えるようなことがあれば、この状況は変わるかもしれない。

週明けの米国株式市場でS&P 500種株価指数は、先週末からの下落基調が続いた。FOMCの利上げ(とその予想に対して市場が利上げ予想を引き下げたこと)をきっかけに始まった、信じられないようなヘッドフェイク(一旦はセオリー通りに相場が動くが、すぐに失速してセオリーとは逆方向に大きくブレイクする騙しの動き)は、先週金曜に発表された米雇用統計と米供給管理協会(ISM)非製造業総合景気指数が予想外に強い内容となった後に起こった。先週金曜の取引時間帯のボラティリティを見てみると、寄り付き時に1.0%のギャップダウン(下落時の窓開け)、そして過去3カ月で最大のローソク足の上ヒゲが形成されたものの、S&P 500種指数は終値では1.0%の下げにとどまった。週明け6日の0.6%の下落は、より狭いレンジの下げとなり、出来高もかなり低水準にとどまったが、この先は慎重になるべき理由がある。

S&P 500の日足チャート(出来高、20日および200日SMA、窓開け含む)

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資料:Tradingview

過去1カ月間に限定して市場の動き(S&P 500種指数で11%も上昇)を見てみると、特にファンダメンタルズ的な状況にばらつきがあった。この間、米国の経済成長見通しは非常に緩やかに改善し(国際通貨基金(IMF)は2023年の米国経済成長率を0.4ポイント引き上げ1.4%に上方修正)、米連邦準備制度理事会(FRB)に対する市場の金利予想はほぼ変化がなかった。

では、市場はどこからマーケットを大きく動かすようなレベルのインスピレーションを得たのだろうか。それは、長期的な投資とは対照的に、より投機的な資金からもたらされたように思われる。このことは、ナスダック100指数とダウ工業株30種平均の比較(グロース株対バリュー株)、個人トレーダーのオプション取引の急増、ジャンク債のイールドプレミアムの低下など、いくつかの相場展開から確認することができる。

このような推測を裏付ける動きの中で最も目を引くのは、6日にいくつかの主要なミーム株が急騰したことだろう。AMCエンターテインメント・ホールディングスは21%高、ゲームストップは13%高と急上昇したが、ベッド・バス・アンド・ビヨンドが先週金曜の終値比で130%増と6日に最高値を付けたことに比べれば、両銘柄の急騰は影が薄くなる。しかし、ここしばらくの間に市場から学んだ最も新しい教訓の1つとして筆者が挙げたいのは、ベッド・バス社が引け後、10億ドル余りを調達する計画を発表し、この新規の資金集めに失敗すれば、破産申請する公算が大きいとしたことである。

ベッド・バス・アンド・ビヨンドの日足チャート(出来高、変化率、ゲームストップとAMCの株価含む)

資料:Tradingview

トレーダーは、主要なファンダメンタルズ要因の行方を見極めながら、テーマごとに生産的な展開がどこで見られるかを把握することが重要である。6日の取引を通じて、市場の米国金利期待が持続的に高まっていることは明らかだった。先週のFOMCでの利上げとFRB議長の発言は確かに注目に値するものであったが、これらによって市場では懐疑的な見方のみが広がったと筆者は強く感じた。先週金曜にNFPとISM総合景気指数が発表されて初めて、市場は米国経済の堅調さを確認し、それがFRBのコミットメントを信じるに足る「根拠」となり、FRBの見通しを真剣に受け止めるようになったのだ。6日の取引時間帯に、市場の金利予想は年央までにFRBが目標とする5.1%まで上昇し、年末の利下げ予想は約マイナス44ベーシスポイント(bp)からマイナス24bpに低下した。

一方、米ドル指数の3日間の上昇率は昨年9月に高水準に達して以来最大となった。上値に力強いレジスタンスが控える中、次のテクニカル的な節目水準に至るまでにどのような展開となるのだろうか。市場の金利予想は修正の動きが止まったようだが、リスク回避の動きが強まれば、ドルの魅力がさらに増すかもしれない。

米ドル指数の日足チャート(50日SMA、変化率(3日)、2023年12月のFF金利予想含む)

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チャート作成:ジョン・キックライター

私が見ている対ドル通貨の中で、6日の終値が特に注目された通貨ペアがある。ユーロ/ドルは先週末、20日単純移動平均線(SMA)と、昨年11月を始点とする上昇ウェッジの下限ラインを下回った。しかし、これは完全なブレイクとは言えなかった。しかし、週明け6日は、そのブレイクがより明確なものとなった。価格を下回る1.0690付近には50日移動平均線が位置している。

とはいえ、筆者は、ファンダメンタルズ要因で動く通貨ペアとして引き続き、ドル/円をより好む。ドル/円は金利差により敏感に反応し、基本的に米国金利の動向をより重視する。日銀が次期総裁として、ハト派で知られる雨宮正佳副総裁に就任を打診したと報じられ、ドルは若干上昇する場面があった。リスクオン志向は、ここでもさらに際立っている。筆者は、2021-2022年のレンジであるフィボナッチ38.2%の水準133近辺での攻防戦を次の判断材料として注目している。

ドル/円の日足チャート(20日および50日SMA、窓開け含む)

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資料:Tradingview

今後24時間以内に予定されている経済イベントはかなり多いが、特に注目度の高いものはあまり見当たらない。最も関心が高いイベントは、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の政策金利決定だろう。この1週間、金利は大きく変動しているが、オーストラリアでは数カ月前に金利見通しが低下した。FRBが考えるようなインフレ懸念がいくらかでもオーストラリアに広がれば、豪の金利見通しが変わる可能性は大いにあるが、それが起こる可能性は低いように思われる。パウエルFRB議長の発言は従来通りで、今後も変わらなそうだが、市場は特に米国の金利予測に敏感なようで、それによって相場も反応する可能性がある。

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