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英ポンド見通し:伸び悩み、英CPIは予想上回る上昇も: 対ドル、ユーロ、円での値動き

英ポンド見通し:伸び悩み、英CPIは予想上回る上昇も: 対ドル、ユーロ、円での値動き

Manish Jaradi, ストラテジスト
このページの内容

※2023年5月25日17時24分更新

英ポンド、ユーロ、円、ドル - 見通し

  • 英ポンド/ドルは、英インフレ率の伸びが予想を上回ったにもかかわらず、下落した
  • 英ポンドのもみ合い局面は短期的にもう少し続く可能性がある
  • 対ドル、ユーロ、円で注目すべき手掛かりとは?
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推薦者: Manish Jaradi
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一部の通貨に対する英ポンドの上昇は最近一服しており、短期的にはもみ合い局面がもう少し続きそうだ。

英国のマクロ経済は、英国のエコノミックサプライズ指数が2年ぶりの高水準まで上昇したことに反映されているように、堅調に推移している。24日に発表された4月の英消費者物価指数(CPI)は、予想外に伸び鈍化が進んでいない結果となり、イングランド銀行(BOE、中央銀行)が来月、追加利上げを実施する可能性が残されている。しかし、最近の好調な英経済指標に対する英ポンドの反応は控えめで、楽観的な見方はすでに価格にかなり織り込まれている可能性を示唆している。

さらに、米債務上限の引き上げを巡る交渉はこう着状態で、今年の米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことも、2022年後半から上昇基調にある英ポンドの買い持ちの一部を解消する口実になっているようだ。

英ポンド/ドル 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView

テクニカルチャートでは、トレンド/モメンタム指標に基づき色分けされた240分足ローソク足チャートが示すように、英ポンド/ドルのトレンドは短期的に弱気局面に移行している。4月中旬の安値1.2350に位置する当面のサポートを下方ブレイクすると、1.2200に向けて下降し始める可能性がある。

英ポンド/ドル 240分足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView、下記の注意書き参照

ここ数週間、英ポンド/ドルは上昇の勢いが衰える兆候が見られる。この傾向は、今月初めに2022年から続くやや右肩上がりのトレンドラインから下落したことからも分かる(週足チャート参照)。

英ポンド/ドル 週足チャート

資料:TradingView

中期的な観点からは、今月初めに1年ぶりの高値まで値を上げるなど、上昇が続いたことで、2022年後半から続く高値圏での高値・安値の切り上げパターンの継続が確認され、中期的な上昇トレンドが続く可能性が出てきた(5月8日付記事「英中銀の金利発表を控え、英ポンド堅調:英ポンド/ドルの上昇余地とは?」参照)。しかし、最近のチャート動向は、英ポンドが次の上昇に向かう前に、少しもみ合いまたは下降する必要があることを示唆している。

英ポンド/円:上昇一服の可能性

英ポンド/円は、昨年10月の高値172.10付近に位置する重要な天井を試しているが、目先では上昇が息切れしているように見える。5カ月に及ぶ上昇トレンドは健在だが、日足と週足のチャートでの値動きは、次の上昇に向かう前に少しもみ合いか後退する必要があることを示唆している。しかし、5月中旬の安値167.85は、強固なサポートとなる可能性がある。

英ポンド/円 日足チャート

資料:TradingView

ユーロ/英ポンド:下降トレンドが一服?

ユーロ/英ポンドは、0.8725付近の重要な水平トレンドラインに位置するサポートを下方ブレイクした後、下げ止まり、小幅に上昇する可能性が高まっている。しかし、長期見通しは依然として下向きであり、昨年12月の安値0.8545を目指して下降する可能性は残されている。

このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示しています。黒いローソク足はもみ合い局面を表していますが、時にはトレンドの終焉を形成することもあります。

ユーロ/英ポンド 週足チャート

資料:TradingView

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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