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英ポンドプロの第3四半期の見通し: インフレ率さらに上昇の見通し、英国中央銀行、決断すべきか

英ポンドプロの第3四半期の見通し: インフレ率さらに上昇の見通し、英国中央銀行、決断すべきか

ニック・コーリー, シニアストラテジスト

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第2四半期は、英国中央銀行にとって厳しい状況を迎えた。インフレ率が高騰を続け、さらに上昇すると予想されている。成長率は鈍化し、英国が景気後退(2四半期連続のマイナス成長)に入るのではないかという懸念が広がっている。一方で、英国中央銀行の急激なインフレへの対策はあまりにも小規模で遅すぎた。英国の総合インフレ率は現在、9%を超えており、英国中央銀行の予想通りであれば今後数ヶ月で10%に達し、燃料と食料品の価格高騰が英国の消費者に打撃を与え続けるだろう。英国中央銀行は物価上昇を抑えるために、利上げを倍増させる必要があるかもしれない。

英国中央銀行の成長率チャート

出所:TradingEconomics

第2四半期の予測では、英国中央銀行が解決しなければならないインフレと成長への課題について解説したが、最近のデータによるとこの状況が悪化してきている。インフレ率は引き続き高騰しているが、最新の月次GDPデータは景気が減速しているだけでなく、悪化していることを示している。4月の数値は新型コロナウイルス感染症の検査・追跡プログラムにより、GDPが0.4%にまで落ち込んだことを示したが、英国経済におけるすべての部門で縮小がみられた。英国の第2四半期と第3四半期の成長率は横ばいと予測されており、経済状況がさらに悪くなると景気後退に陥る可能性が高い。そのため、英国中央銀行は経済に十分な成長余地を残しながらインフレを抑制するという、厳しい状況に立たされている。

英国 経済成長率チャート

出所:TradingEconomics

英国の労働市場は依然として健全な状態であり、国民全体にとっても良いことだが、英国中央銀行にとっては賃金インフレという課題を抱えている。企業は雇用が難しい状態で、雇用できた企業もインフレと逼迫した労働市場が重なり、高い賃金を支払わなければならない状態だ。

失業率グラフ

出所:ONS(英国国家統計局)の LFS(労働力調査)

第3四半期の英ポンド見通し

英国だけでなく世界中の先進国マーケットがインフレと経済成長の鈍化に直面しており、今後も厳しい局面を迎えるだろう。米国は対策が遅れたものの、記録的なペースで金利を引き上げており、ECBは銀行金利をマイナス圏から引き上げて、独自の量的引き締め策を開始する予定だ。

英ポンド米ドルに対してパフォーマンスが悪く、英ポンド/米ドルは第2四半期に入ってから約10の下落がみられた。しかし、英ポンドの実効為替レートは過去1年間横ばいであり、米ドル高を浮き彫りにしている。ただし米ドル高は、マーケットが米国の景気後退を考慮し始めたため、弱まっている。景気後退の懸念が高まったことにより、米国債利回りは直近の高水準から低下しており、米ドルは上昇に苦戦している。

英ポンド 実効為替レート指数

出所:ons.gov.uk

経済的背景から離れると、英ポンドは政治的圧力を受けていることがわかる。ボリス・ジョンソン英首相は、失態に次ぐ失態により、国民と保守党内での支持を失い続けている。ジョンソン英首相はまだ党内で十分な支持を保っているが、閣僚が辞任するまでに多くの時間を要しないだろう。政治的圧力が、英ポンドに重くのしかかっている状態だ。

ただし英ポンドの見通しは、経済的・政治的背景が示唆するほどネガティブではないかもしれない。金融マーケットは、期待や認識されている問題が織り込まれた価格であるため、英ポンド/米ドルの激しい売りは米ドル安が原因で終わりに近づいている可能性がある。また、ユーロ/英ポンドはレンジ相場が続くと予測される。英ポンド/円円安により、第2四半期に6年ぶりの高値を付けたが、日本銀行の異次元金融緩和政策が続く中で英ポンド/円が下落すれば、チャンスが訪れる可能性があるだろう。

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