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ポンド円の展望とチャートポイントについて

ポンド円の展望とチャートポイントについて

Junichi Ishikawa, IG証券マーケットアナリスト

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ポンド円の展望とチャートポイントについて

【サマリー】

  • 米ドル高トレンドの進行により9月以降ポンドドルポンド円は相関関係にある
  • 通貨オプション市場ではポンド相場の下落リスクが強く意識されている
  • ポンド円は下落幅の拡大を警戒する局面にある
  • ポンド円の下落局面では149円の維持が焦点となろう
  • 149.00の下方ブレイクはポンド円がさらに下落するシグナルとして警戒したい
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・ポンド相場の下落を意識する通貨オプション市場

通貨オプション市場では、ポンドドルとポンド円の下落リスクを意識する動きが見られる。

リスクリバーサルでこの点を確認すると、1週間(1W)、1ヶ月(1M)そして3ヶ月(3M)のそれらは急速にポンド・プットへと傾き、ロシアがウクライナに進行した水準を難なく更新する状況にある(プット・オーバーが急速に進行)。

ポンドドルのリスクリバーサル

ブルームバーグのデータより作成 / 日足(年初来)/ 本日12時時点

英ポンド/米ドル 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -3% 7% 0%
週次 35% -30% 4%
IGクライアントセンチメント:ポンドドル
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ポンド円のリスクリバーサル

ブルームバーグのデータより作成 / 日足(年初来)/ 本日12時時点

英ポンド/円 強気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -8% 8% 4%
週次 -20% -9% -12%
IGクライアントセンチメント:ポンド円
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・米ドル高トレンドの進行とポンド相場特有のリスク要因

今日のIGレポートで指摘したとおり、ドル円とクロス円の相関関係-「ドル円の上昇→クロス円の上昇またはサポート」の関係が崩れている(詳細についてはこちらを参照)。

上記の相関関係を崩した主因は、米ドル高トレンドの進行にある。

米ドル相場のトレンドを示すドルインデックスのチャートにポンド相場(ポンド円 / ポンドドル)のトレンドを重ねて見ると、9月以降両通貨ペアの下落トレンドが重なり始め、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)以降、そのトレンドが加速していることがわかる。

結果としてドルインデックス(米ドル相場)とポンド相場は逆相関の関係になっている。

また、ポンド相場は現在、特有のリスク要因-インフレの進行による景気の後退リスクと景気対策による財政悪化のリスクにも直面している。ゆえに、通貨オプション市場のリスクリバーサルではポンド・プットの動きが急速に進行していると考えられる。

米ドル相場とポンド相場のチャート

Trading View 1時間足(9月以降)

・下落リスクに直面するポンド円 焦点は149円の攻防

通貨オプション市場(リスクリバーサル)の動き、米ドル高トレンドの進行、リスク回避相場(株安)そしてポンド相場特有のリスク要因も考えるならば、現在のポンド円は下落幅の拡大を意識すべき局面にある。

ポンド円が下値トライとなる場合、目先の焦点は「149円の攻防」である。

2020年以降のポンド円の動きを確認すると、149.00前後が強烈なサポートポイントとして意識されていることがわかる。先週から今週にかけての急落時も149.00の維持に成功した。

ポンド円が149円を維持する状況が続く場合は、新たなレジスタンスポイントを探ることが焦点となろう。

しかし現在のポンド円は、下落リスクを意識する局面にある。ゆえに、149円の下方ブレイクを常に警戒しておきたい。

実際にポンド円が149円を下方ブレイクする場合は、2020年の安値124.04レベルと現時点での今年最高値168.73レベルで計算されるフィボナッチ・リトレースメントの各水準での攻防に注目したい。

ポンド円のチャート

Trading View 週足(2020年以降)

テクニカル分析入門

サポートとレジスタンス

サポートとは?レジタンスとは?

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・反発しても戻り売りを意識したい

ポンド円が149円以上の水準を維持する場合は、上述のとおり新たなレジスタンスポイントを見極めることが焦点となろう。

目先、その候補として注目しておきたいチャートポイントが、157.00前後の水準である。昨日の急落後、ポンド円は急速に買い戻された。その戻りを止めた水準が半値戻しの156.74レベルであり、157.20レベルであった。再びこれらの水準をトライしても突破に失敗し続ける場合は、157.00前後がレジスタンスポイントになる可能性を意識しておきたい。

ポンド円が157円以上の攻防となる場合、次のレジスタンスポイントの候補として注目したいのが160.00~160.50のゾーンである。先週22日のNYタイムから翌23日の欧州タイムにかけてポンド円は、このゾーンで戻りが止められた。サポートからレジタンスへ転換したと捉えることもできる。

現在のポンド円は下落トレンドにある。しかしボラティリティが拡大しやすいポンド円の特性を考えるならば、反発の局面では160.00~160.50ゾーンをトライする可能性を意識しておきたい。

ポンド円のチャート

Trading View 1時間足(先週22日以降)

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