ビットコイン、テラ(ルナ)の論点:



ビットコインの「バッファー」が試される - 仮想通貨の苦境は続く
ビットコイン、イーサリアムなどの主要仮想通貨は現在、1週間の波乱に満ちた値動きが終わった後も、一面トップを飾り続けています。
様々なファンダメンタルズと地政学的要因がリスク志向に重くのしかかる中、デジタル資産(新型コロナウィルス感染症のパンデミック開始以来、非常に好調)は最近、業界の時価総額が一時的に3兆ドルの大台に乗ったものの、再び2兆ドルを割り込むまでに後退したため、楽観的な理論的根拠が見つかりにくい状況です。
コインベースの決算が良くなかったことやステーブルコインテラ(USDT)の崩壊など、最近デジタル資産への需要が減少していますが、ビットコイン価格は重要な心理的なサポートラインである3万ドルから一時的に反発し、現在も差し迫ったマーケットの動きに対する重要なサポートラインとレジスタンスラインになっています。
不透明な地政学的背景がデジタル資産の重荷になっている中、少なくとも当面は、BTC/USDが値動きの触媒として下支えを続ける可能性が高そうです。
今後1週間、主要な経済データの発表やニュースイベントが、引き続きデジタル資産の価格の上昇や下落につながる可能性があります。

DailyFX.comアナリスト タミー・ダ・コスタ著
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