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トレンドラインの引き方と見方!活用する際のポイントをプロが解説!

トレンドラインの引き方と見方!活用する際のポイントをプロが解説!

Richard Snow, ストラテジスト

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このページの内容

トレードでよく使われる「トレンドはあなたの友達(the trend is your friend)」という言葉があります。この表現は時代を超えて受け継がれていますが、その理由はトレンドがあらゆるトレードプランにおいて非常に重要だからです。FXのトレンドラインは、その便利さとシンプルさから、ほぼ全てのチャート分析で見受けられます。本記事では、トレンドラインとは何か、どのように描くのか、さらにトレードでどのように活用するのかについて詳しく紹介します。

トレンドラインとは

トレンドラインとは、相場の方向性(トレンド)を分析する際にチャート上に引く線(ライン)のことです。線を引くだけでトレンドを分析できるため、FX初心者の方でも使いやすいというメリットがあります。

相場にはトレンド相場とレンジ相場の2種類があり、FXはトレンド相場が3割、レンジ相場が7割であると言われています。3割というと少ないように感じますが、トレンドは長期的な継続が期待できるものです。つまり、トレンドに上手く乗ることができれば、大きな利益を得ることができます。

トレンドの発生を分析して上手く乗るために、トレンドラインの見方や引き方をしっかりと覚えておきましょう。

トレンドラインの概要

トレンドを見極めるには、トレンドラインを引くのが最も簡単です。前述した通り、チャート上に線を引くだけでトレンドを分析できるからです。

トレンドラインを引くことで、ライン上のサポートライン(下値支持線)やレジスタンスライン(上値抵抗線)で跳ね返る可能性のある価格、またはサポートラインやレジスタンスラインをブレイクして逆方向に動く可能性のある価格を見つけやすくなります。

上昇トレンドでは前回の安値と比較した複数の安値部分を、また下降トレンドでは複数の高値部分を結びトレンドラインを引くことで、FX初心者の方でも簡単に視覚的にトレンドを見極めることが可能です。トレンドラインを引くことに慣れてくれば、他のテクニカル指標と併用するのもよいでしょう。

なぜトレンドが大切なのか

一流のトレーダー達は勝率100%のトレード戦略など存在しないことを知っています。当然のことと思うかもしれませんが、だからこそトレーダーは勝つチャンスを高めることであれば何にでも目を光らせる必要があるのです。その一つがトレンドです。

不完全な世界の中でトレード手法を学ぶことは非常に重要です。トレンドフォローは、マーケットで最も強力なトレンドを見極めて戦略の弱点をカバーするシンプルな手法です。下図のような相場の一時的な上昇時にエントリーした場合でも、ショートでのトレードならうまくいく可能性があります。

このトレンド(下降トレンド)は、ストップロスをどこに置くかによって、敗者も勝者に変えるチャンスがあるほど強いものです。

チャートを見ると、トレンドに逆らうよりもトレンドの方向にしたがうほうが、より多くのピップス(pips)を得られることが分かります。

トレンドラインの見方

トレンドラインには、チャート上の安値同士を結んだサポートラインと高値同士を結んだレジスタンスラインの2種類があります。どちらも相場のトレンドをつかむためにチャートに引かれる線です。以下で順に解説させていただきます。

サポートライン

サポートラインとは主に上昇トレンドの際に、安値と安値を結んだラインのことで「下値支持線」とも呼ばれています。サポートラインは価格が下落したときに「これ以上は下がらないだろう」と想定する基準になるものです。要するに、価格がサポートラインを下回らない間は、それ以上の下落はないと考えられることになります。

価格がサポートラインに到達した場合、基本的には買いを仕掛けます。とはいえ、価格がサポートラインを下抜けると相場のトレンドが転換し、レンジまたは価格が一気に下落する可能性があるため注意が必要です。

レジスタンスライン

レジスタンスラインとは主に下降トレンドの際に、高値と高値を結んだラインのことで「上値抵抗線」とも呼ばれています。レジスタンスラインは価格が上昇したときに「これ以上は上がらないだろう」と想定する基準になるものです。要するに、価格がレジスタンスラインを上抜けない間は、それ以上の上昇はないと考えられることになります。

価格がサポートラインに到達した場合、基本的には売りを仕掛けます。しかし、価格がレジスタンスラインを上回ると相場のトレンドが転換し、価格が一気に上昇する可能性があります。

トレンドラインの引き方

トレンドラインの引き方で完璧を目指す必要はありません。なぜなら、同じチャートでも人によってトレンドラインの長さや角度は異なる上、チャートの時間軸が違えばラインも異なることがあるからです。

トレンドラインの引き方に正解はありません。実際にトレードをする前に、トレンドラインを引く習慣を身に着け、1つのチャートに複数のトレンドラインを引いてみるところから始めてみましょう。

上昇トレンド

上昇トレンドの場合、つまりチャートに表示されたローソク足が右肩上がりであれば、最安値を起点としてローソク足の2点以上の安値と安値を結び、サポートラインを引きましょう。チャートの時間軸には日足や1時間足、5分足などたくさんの種類がありますが、まずは自分が普段使っている時間軸を選んでラインを引いてみてください。トレンドラインを数多く引くことで、機能しやすいラインが段々と引けるようになります。

また、トレンドラインを引く際にローソク足のヒゲを使うか、ヒゲを含めず実体部分だけでラインを引くかは人によります。どちらを使っても構いませんが、どちらかに限定した方が一貫性という面でよいでしょう。

下降トレンド

下降トレンドの場合、つまりチャートに表示されたローソク足が右肩下がりであれば、最高値を起点としてローソク足の2点以上の高値と高値を結び、レジスタンスラインを引きましょう。上昇トレンドと同じく、まずは自分が普段使っている時間軸を選んでラインを引いてみてください。

トレンドラインを引く際にローソク足のヒゲを使うか、ヒゲを含めず実体部分だけでラインを引くか悩む場合は、高値の位置が分かりやすいヒゲで引くと簡単に引きやすいです。ヒゲで引くことに慣れてきたら、実体部分でも引いてみてください。「極端なヒゲは相場の行き過ぎた感情を表していて、正しいトレンドを示していない」という考えから、トレンドラインを実体部分で引くトレーダーも多いからです。

横ばい

上昇トレンドでもなく下降トレンドでもない、一定の値幅内を行ったり来たりする横ばいの値動きをレンジ相場と言います。レンジ相場の場合、サポートラインとレジスタンスラインは水平に引くことが基本です。この水平に引かれるラインは、一般的に「水平線(水平ライン)」と呼ばれています。FXは全体の7割がレンジ相場であると言われており、水平線を引く機会が多くあります。

水平線を引くことで跳ね返る可能性のある価格の他に、レンジの幅やレンジ期間を把握することも可能です。また、サポートラインを下抜けたらレンジ相場から下降トレンドに、レジスタンスラインを上抜けたらレンジ相場から上昇トレンドに転換した可能性が考えられます。

トレンドラインを活用する際のポイント

トレンドラインの引き方が分かったら、いよいよトレンドラインを実際のトレードで活用する方法について見ていきましょう。トレンドラインは損切りやエントリータイミングの目安としてよく使われます。非常にシンプルであるため、FX初心者でも簡単に再現しやすいのが特徴です。以下で順番に解説させていただきます。

損切りの目安として使う

トレンドラインは損切りをする価格の目安として使うことができます。なぜかと言うと、トレンドラインをブレイクした場合は、トレンドが崩れたと判断することが可能だからです。

上昇トレンドの場合、サポートラインを明確に下抜けてしまったら損切りします。逆に下降トレンドであれば、レジスタンスラインを明確に上抜けてしまったら損切りです。

「しばらく待てばどうせ戻ってくるだろう」と安易に考えて損切り注文を出さずにいると、強制ロスカットをされて資金の大半を失うことになりかねません。そのため、トレンドラインをブレイクしてしまった場合は、しっかりと損切をおこなうようにしてください。

エントリータイミングの目安として使う

トレンドラインはエントリータイミングの目安としても使うことができます。というのも、サポートラインやレジスタンスラインで跳ね返ったタイミングは、押し目や戻り目になることで有利な価格でエントリーできるからです。

押し目とは上昇トレンドでローソク足が一時的にサポートライン付近まで下落したポイント、戻り目は下降トレンドでローソク足が一時的にレジスタンスライン付近まで上昇したポイントのことを言います。

上昇トレンドの場合、サポートライン付近まで下落して跳ね返ったらエントリーします。逆に下降トレンドであれば、レジスタンスライン付近まで上昇して跳ね返ったらエントリーしてください。

押し目や戻り目を待つことで、天井つかみや底値売りをするリスクを抑えることができます。

トレンドライン無しでも分かる?トレンドの判断方法

トレンドを判断するには、最初に好みの通貨ペアを選択して100~200本のローソク足を使いチャートを表示します。これにより価格が全体的にどちらの方向に動いているのかを知ることができます。

上昇トレンドであれば、チャート上で高値と安値が連続して切りあがっているかどうかでトレンドを確認します。確かな上昇トレンドは下のチャートのようになります。

高値を前回の高値と比較してみると毎回切り上がっており、安値においても前回の安値より毎回切り上がっていることに注目してください。

しかしながら、現実的にはすべてのトレンドにいつか終わりが到来します。したがって、高値と安値を前回の高値や安値と比較した際に連続して低くなる状況が明確になると、上昇トレンドが下降トレンドに変わります。下のチャートは、相場が前の安値と比較した時に下方向へのブレイクが発生したもので、警戒すべきトレンドの反転ポイントを示しています。

下降トレンドの場合は、前回の高値と安値をチャート上で比較した際に、高値安値の双方が連続して下降しているかどうかを確認し判断します。確かな下降トレンドは次のチャートのようになります。

このような下降トレンドが、高値と安値が連続して右側に切りあがってくる形に変わってくると上昇トレンドになります。次のチャートはトレンドの反転を示しています。

注意したいのは、トレンド分析に活用する高値と安値の見分け方に特別なルールはないという点です。つまり、上昇トレンドや下降トレンドが最も明確であろうと思われるケースを選んでトレードするのです。

部屋の反対側にいる子どもでさえも判別できるような、明確なトレンドを示している通貨ペアを探してください。トレンドの方向が不明確な場合は、明確に見分けのつく他の通貨ペアを選びましょう。

まとめ

トレンドラインは安値同士を結んだサポートラインと高値同士を結んだレジスタンスラインの2種類があり、まずこれを理解することが重要です。しっかりと理解できたら何度もトレンドラインを引いてみましょう。数をこなすことで、機能しやすいラインが段々と引けるようになります。

トレンドラインはFX初心者から上級者まで使う人気のチャート分析手法であり、トレードをするうえで強い武器になります。ぜひトレンドラインを身に付け、トレードのスキルアップをしましょう。

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