メイン コンテンツへスキップ

本ウェブサイトは、お客様に最高のブラウジング体験をしていただくためにさまざまなクッキー(Cookies)を使用しています。本ウェブサイトを引き続き利用されることにより、クッキー(Cookies)の利用に同意したものとみなされます。
クッキー(Cookies)ポリシーの詳細については、こちらまたはサイト下部にあるリンクをご確認ください。最新のプライバシーポリシーはこちらをご覧ください。

無料トレードガイド
購読する
Please try again
Select

ライブウェビナーイベント

0

経済指標カレンダー・イベント

0

通知を受け取る

ライブウェビナーイベント
経済指標カレンダー・イベント

もっと見る もっと見る
サポートラインとレジスタンスラインのトレード手法4選!【プロが解説】

サポートラインとレジスタンスラインのトレード手法4選!【プロが解説】

Richard Snow, ストラテジスト

共有する:

広告
このページの内容

サポートラインとレジスタンスラインを活用したトレード方法を学ぶ

サポートラインとレジスタンスラインはトレードにおいての強力な道標と呼んで差し支えのないものであり、多くのトレード戦略には何らかのサポートラインとレジスタンスライン(S/R)分析が組み込まれています。サポートラインとレジスタンスラインは、価格が定期的に接近した後に反転する重要なエリアで発生する傾向があります。本記事ではサポートラインとレジスタンスラインの基本事項を解説し、トレードで主に活用される戦略を紹介します。

DailyFXでは人気の通貨ペアやコモディティ、インデックス、暗号通貨などにおけるサポートラインとレジスタンスラインの情報を提供しています。また、サポートラインとレジスタンスライン専用ページをご用意していますので、ぜひご覧ください。

サポートラインとレジスタンスラインとは何か?

サポートラインは、金融マーケットで最も広く使われているテクニカル分析手法の一つです。サポートラインは、以下のようなものを判断したり分析したりすることが可能です。

  • マーケットのトレンド
  • マーケットへのエントリータイミング
  • 利益または損失が確定した後にマーケットからエグジットするポイントの設定

この3点について答えがあれば、トレーダーは戦略的にトレードに臨むことができます。つまり、チャート上のサポートラインとレジスタンスラインの価格を特定することができれば、答えを導き出すことができるのです。

サポートラインの定義と概要

サポートラインとは下値支持線とも呼ばれ、チャート上で価格が下落したものの、これ以上は下に抜けていかないと思われるエリアを指しています。最上段の図では、価格がサポートのエリアまで下落した後に、この価格帯から急に「跳ね上がる」様子を示しています。

理論的には、サポートとは需要(購買力)が十分にあり、価格がそれ以上は下落しない価格水準のことです。価格がサポートに近づき割安になってくると、買い手にとって条件が良くなったと判断し購入される可能性が高まります。

逆に、売り手にとっては条件が悪くなるため、売りにくい状況となります。このシナリオでは需要(買い手)が供給(売り手)を上回るため、価格がサポートラインを下回ることはありません。

サポートラインの特徴

サポートラインは価格の下落に対し、その下落が止まった、もしくは上昇に転じたところをもとに、「今後も下落を食い止める可能性がある」と想定することができる線です。サポートラインはこれまで下落が何度も止められている水準であるため、多くのマーケット参加者が意識する価格になり、サポートライン付近まで価格が下落すると買い注文が入り、それ以上価格が下がりづらくなります。

また、トレンド転換やレンジ内での安値の目安にもなり、価格が下抜けることでそれまでのトレンドが転換する傾向があります。これは、サポートライン付近で買ったトレーダーが損切りの売り注文を出すこと、それまでの安値を更新したために新規の売り注文を入れるトレーダーが増えることが理由で大きな下落が起こりやすくなるためです。

サポートラインの引き方

サポートラインは、ローソク足の安値の部分を結んで水平線を引くのが基本になります。過去に何度か同じくらいの安値で反発していることが、線を引くための条件です。つまり、最低でも2か所同じくらいの安値で反発している必要があります。

反発している回数が多いほど、マーケット参加者が意識している価格だと判断することができ、サポートラインの信頼性が高まります。サポートラインは水平線の他にトレンドラインや移動平均線を使うこともできますが、まずは比較的線を引きやすく分かりやすい水平線を使うとよいでしょう。また、安値をローソク足の実体の安値とするかヒゲとするかは上級者の間でも議論が分かれるため、どちらかに統一して引くようにすれば問題ありません。

レジスタンスラインとは何か

サポートラインと同じく、レジスタンスラインも金融マーケットで最も広く使われているテクニカル分析手法の一つです。エントリータイミングを判断したりトレンドを分析したりできることもサポートラインと一緒です。ただし、サポートラインは安値、レジスタンスラインは高値に線を引くという大きな違いがあります。

レジスタンスラインの定義と概要

レジスタンスラインとは上値抵抗線とも呼ばれ、チャート上で価格が上昇したものの、これ以上は上昇することはないと思われるエリアを指しています。最上段の図では、価格がレジスタンスのエリアまで上昇した後に、急に「沈み込む」様子を示しています。

レジスタンスラインは供給(販売力)が十分にあり、価格がそれ以上は上昇しない価格水準のことですが、価格がレジスタンスラインに近づき割高になってくると、売り手はより売りやすくなり、買い手はより買いにくくなります。このシナリオでは供給(売り手)が需要(買い手)を上回るため、価格がレジスタンスラインを上回ることはありません。

レジスタンスラインの特徴

レジスタンスラインは価格の上昇に対し、その上昇が止まった、もしくは下落に転じたところをもとに、「今後も上昇を食い止める可能性がある」と想定することができる線です。レジスタンスラインはこれまで上昇が何度も止められている水準であるため、多くのマーケット参加者が意識する価格になり、レジスタンスライン付近まで価格が上昇すると売り注文が入り、それ以上価格が上がりづらくなります。

また、トレンド転換やレンジ内での高値の目安にもなり、価格が上抜けることでそれまでのトレンドが転換する傾向があります。これは、レジスタンスライン付近で売ったトレーダーが損切りの買い注文を出すこと、それまでの高値を更新したために新規の買い注文を入れるトレーダーが増えることが理由で大きな上昇が起こりやすくなるためです。

レジスタンスラインの引き方

レジスタンスラインは、ローソク足の高値の部分を結んで水平線を引くのが基本になります。過去に何度か同じくらいの高値で反発していることが、線を引くための条件です。つまり、最低でも2か所同じくらいの高値で反発している必要があります。

反発している回数が多いほど、マーケット参加者が意識している価格だと判断することができ、レジスタンスラインの信頼性が高まります。レジスタンスラインは水平線の他にトレンドラインや移動平均線を使うこともできますが、まずは比較的線を引きやすく分かりやすい水平線を使うとよいでしょう。また、高値をローソク足の実体の高値とするかヒゲとするかは上級者の間でも議論が分かれるため、どちらかに統一して引くようにすれば問題ありません。

サポートラインやレジスタンスラインと接触した時の値動き

サポートラインやレジスタンスラインに接触すると、様々なパターンの値動きが現れます。値動きのパターンを理解し、トレードで活かせるようにしましょう。

反発せずにラインを抜ける

サポートラインやレジスタンスラインでは値動きが反発することを期待できますが、反発せずに線を抜けてしまうこともあります。つまり、サポートラインであれば下、レジスタンスラインであれば上に価格が抜けていってしまうということです。

サポートラインやレジスタンスラインを抜けることは、トレンド転換や新しいトレンドが生まれるサインになります。例えば、レンジ相場でレジスタンスラインを上抜けた場合、上昇トレンドが始まるというサインになるのです。

ラインの抜け方は、しばらくライン付近で推移してから抜けるパターンと、すぐに抜けていくパターンの2種類がありますが、どちらも考え方は同じになります。

反発して戻る

サポートラインやレジスタンスラインで最も特徴的、かつ期待される値動きが反発して価格が戻ることでしょう。前述した通り、サポートラインやレジスタンスラインは過去に何度か反発している価格(高値または安値)に引いた線であり、マーケット参加者が意識している価格です。

マーケット参加者がその価格を意識すればするほど、サポートラインやレジスタンスライン付近でのトレードが活発になり、反発する力が強くなります。反発して値動きが戻るパターンは、しばらくライン付近で推移してから反発するパターンと、すぐに反発するパターンの2種類です。しばらくライン付近で推移する場合は、あせらずにしっかりと反発するかどうか見極めましょう。

ラインを突破するものの戻ってくる

ラインを突破するものの戻ってくるパターンは、損失を出しやすいパターンです。ラインを抜けることはトレンド転換や新しいトレンドが生まれるサインになるため、エントリーをすることがよくあるからです。

例えば、レジスタンスラインを上抜けた際は、基本的にロングでエントリーをすることになります。しかし、価格がレジスタンスラインに戻ってきてしまえば利益は減ったり、損失が発生したりすることになるのです。

ラインを突破するものの戻ってくるパターンは、いわゆる「ダマシ」になりますが、事前にダマシを見極めることは非常に難しいため、早めの損切りがキーになるでしょう。

ラインの機能が入れ替わる

サポートラインやレジスタンスラインの機能が入れ替わることを「レジサポ転換」や「ロールリバーサル」と言います。前述した「ラインを突破するものの戻ってくる」というパターンの際、よく起こるのがレジサポ転換です。

例えば、レジスタンスラインとして機能していた線を上抜けた場合、価格が戻ってくると今度はサポートラインとして機能し、下落してきた価格を上方に跳ね返します。要するに、線の役割がレジスタンスラインからサポートラインに転換するということです。

レジサポ転換は1回で終わるとは限らず、何度も繰り返されることもあります。そのため、一度引いたサポートラインやレジスタンスラインは、突破されたらすぐに消すのではなく、レジサポ転換を考慮してしばらく残しておきましょう。

サポートラインとレジスタンスラインを使ったトレード手法4選

サポートラインとレジスタンスラインを活用した4つのトレード手法をここで紹介します。

1) レンジトレード

レンジ取引はサポートラインとレジスタンスラインの間の値幅内でおこなわれ、サポートラインで買ってレジスタンスラインで売ることを目指すものです。サポートラインとレジスタンスラインの間は、部屋のようなものだと思ってください。サポートラインが床で、レジスタンスラインが天井にあたります。レンジはトレンドがはっきりせず、相場が横ばい状態のマーケットでよく現れます。

プロのアドバイス:サポートラインとレジスタンスラインの価格は完璧なラインになるとは限りません。価格は完全な直線上ではなく、別のエリアで跳ね上がることもあります。

トレードをおこなう際には、サポートラインとレジスタンスラインのエリアを見極めて、レンジを特定する必要があります。エリアは、下のチャートに示すような形で特定することができます。

レンジ相場でトレーダーが狙う傾向にあるのは、価格がサポートラインから跳ね返ったときのロングのエントリーと、レジスタンスラインで跳ね返されたときのショートのエントリーです。

価格がサポートラインとレジスタンスラインの境界で反転するとは限らないため、ロングの場合はサポートラインの下に、ショートの場合はレジスタンスラインの上にストップの設定を検討するべきでしょう。

価格が一定のレンジから抜け出す場合は、ブレイクアウトによるものと「フェイクアウト」と呼ばれるダマシのブレイクアウトによるものがあります。また、レンジを抜けたときのダウンサイドリスクを最小限におさえるために適切なリスク管理が必要です。

2) ブレイクアウト戦略(プルバック)

方向性が定まらない期間が続いた後に、価格がブレイクアウトしてトレンドが始まるケースが多々あります。トレーダーは、このようなサポートラインより下やレジスタンスラインより上のブレイクアウトに着目して、一定方向への勢いが増すことを利用するのです。この勢いが十分に強ければ、新しいトレンドが始まる可能性があります。

しかしながら、ダマシのブレイクアウトによる「トレードの罠」のケースもあるため、賢明なトレーダーは(サポートラインやレジスタンスラインに向かう)プルバックの動きを待ってからトレードを実行する傾向があります。

下の図では、売り手が価格をサポートラインよりも下に押し下げるまで、強力なサポートラインの価格帯が存在している例を示しています。トレーダーの中には、我を忘れてショートでのトレードを慌てて実行する人がいますが、マーケットの反応(主導権を握ろうとする買い手)が崩れてくるのを待ってからトレードを実行することが重要です。

このようなシナリオでは、プルバックの後に相場が引き続き下落するのを待ってからエントリーのポイントを考えるべきです。

3) トレンドライン戦略

トレンドライン戦略は、トレンドラインをサポートラインまたはレジスタンスとラインして活用するものです。下降トレンドの場合は2つ以上の高値を結んだ線を引き、上昇トレンドの場合は2つ以上の安値を結んだ線を引くだけです。トレンドが強ければ、価格はトレンドラインで跳ね返り、トレンドの方向に動き続けます。このため、より高い確率でトレードするためには、トレンドの方向にのみエントリーすることを考えるようにするとよいでしょう。

4) 移動平均線をサポートライン、レジスタンスラインとして活用する

移動平均線は、ダイナミックなサポートラインおよびレジスタンスラインとしても活用できます。一般的な移動平均線には20日移動平均線や50日移動平均線がありますが、フィボナッチ数を利用するために少々変更して、21日移動平均線と55日移動平均線にする場合もあります。100日または200日移動平均線を取り入れることも珍しくはありませんが、最終的には自分に合った設定を見つけることが大切です。

下のチャートでは、55日移動平均線が最初はレジスタンスラインとして相場を上回っていることがわかります。その後、相場は底を打って反転し、55日移動平均線がダイナミックなサポートラインになっています。このようなトレンドラインを利用すれば、トレンドが継続しそうな相場やブレイクアウトしそうな相場を判断することができます。

サポートラインとレジスタンスラインの注意点

サポートラインやレジスタンスラインはトレードで非常に有効なテクニカル分析ですが、使用する際には注意点もあります。「100%正確に将来の値動きを予測できるものではない」ということを念頭に置き、押さえておくべき注意点を見ていきましょう。

過去の値動きをもとに現在の状況を分析する手段に過ぎない

サポートラインやレジスタンスラインは、非常に人気のあるテクニカル分析です。しかし、テクニカル分析は過去の値動きをもとに現在の状況を分析する手段に過ぎません。要するに、過去の値動きのパターンは将来の値動きと必ずしも一致するわけではないため、絶対に機能するという保証はないのです。

例えば、テクニカル分析で買いシグナルが出ても、必ず期待通りに価格が上昇するとは限りません。逆に、価格が下落してしまうダマシになることもよくあります。

したがって、テクニカル分析は値動きを予想する上で有効ではあるものの、絶対に機能したり正しかったりするわけではないことを覚えておきましょう。

1本のラインに過度に依存することは避ける

1本のサポートラインやレジスタンスラインに過度に依存することは避けましょう。というのもサポートラインやレジスタンスラインは、100%機能するわけではないからです。つまり、あくまでも「反発が期待できる」というだけになります。

例えば、過去に何度も反発を繰り返したサポートラインに向かって価格が下落してきた場合、再びサポートライン付近で反発する可能性は高いと考えられます。しかし、それでも必ず反発するわけではありません。一度反発したように見えて、結局サポートラインを下抜けてしまうのもよくあるケースです。

サポートラインやレジスタンスラインでの反発に過度に依存してトレードをすると、反発しなかった場合に大きな損失を出してしまう可能性があります。そのため、反発しない場合もあることを考慮に入れ、しっかりと対応できるようにしましょう。

サポートラインやレジスタンスラインの設定においては十分なリスク管理が必要

サポートラインやレジスタンスラインを設定し、それを使うのであれば、十分なリスク管理が必要になります。なぜなら、全てのトレードは損失を出す可能性があるからです。

例えば、サポートラインでの反発を期待して買うのであれば、サポートラインの少し下にストップロスを入れておくとよいでしょう。ストップロスを入れておけば、それ以上損失が膨らむことを防ぐことができます。

サポートラインやレジスタンスラインを使う場合だけに限りませんが、トレードをする時は常に損失を出す可能性があります。自分が許容できるリスクの範囲を把握し、それ以上に損失がふくらむことは避けるようにしてください。

まとめ

  • サポートラインとレジスタンスラインは極めて重要なトレードの道標になるもので、多くのトレード戦略には何らかのサポートラインとレジスタンスラインの分析が組み込まれています
  • サポートラインとレジスタンスラインの戦略には、価格がこれらの価格にしたがうことにもとづくもの(レンジ相場での逆張り戦略)やサポートラインとレジスタンスラインが突破されるという予測にもとづくもの(ブレイクアウトとプルバック戦略)があります
  • 価格が永遠にサポートラインとレジスタンスラインにしたがうわけではないことを念頭に置いて、ブレイクアウトした場合の損失をおさえるために適切なリスク管理が必要です

DailyFX はグローバルなFXマーケットに影響を与えるトレンドのテクニカル分析とニュースを提供します。

広告