FXの失敗から学び、小さな修正の積み重ねることが大きな変化をもたらす
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これはトレーダーの成長において見落とされている分野であり、弱みを見極めて強みに変えるものです。小さな修正の積み重ねをおこなわないことは多くのトレーダーが取引に関する失敗を何度も何度も繰り返してしまう理由の一つです。細かなことでも、少しずつ手直しをしていくことで、大きな違いが生まれます。ある分野の失敗を直せば、別の分野の問題改善に役立たせることができ、それはトレーダーが成長するための過程になります。



FXの失敗から学ぶためには、しっかりと記録を残し、日記をつけて、見直しをすることからスタートしましょう
しっかりとした記録がなければ、問題を解決することはもちろん、問題を特定することも非常に難しくなります。取引履歴を見れば、自分が何をすべきかがすぐにわかります。例えば、リスク・リターン比率を計算したり、ある種類の取引では利益が出ても、他の種類の取引では損をしていることを確認できたりします。
取引履歴を見るだけでなく、日記を読むことで、修正が必要な行動パターンを特定することができます。これは最も改善するのが難しいものですが、完全にさらけ出さなければ、対処することはできません。見直しのプロセスは定期的におこなうべきであり、たとえ週に1回であっても、取引の進歩に大いに役立ちます。
失敗の改善に焦らず、圧倒されない
これはあなたの経験値にもよりますが、おそらく改善する必要のある分野がいくつかあるでしょう。それ自体は問題ありません。ここで重要なのは、一歩一歩、ゆっくりと進めていくことです。一度にすべての問題に取り組もうとすると、圧倒されてストレスをためてしまいます。
まずは、最も重要なことから始めましょう。それはリスク管理に関する問題である場合がよくあります。リスクの話でいうと、ある事柄がトレーディングの他の側面にも影響することがあり、一つの問題を解決することで他の問題も解決できたりします。
例えば、自分のリスク許容範囲内で取引をおこなうことで、大きなドローダウンを避けることができ、事前に設定したストップロスやターゲットを守ることが容易になります。
失敗の修正を重ね、辛抱強く上達を目指す
もちろん挫折をすることもあるでしょう。トレーダーは成長過程で必要な修正に適切な対処をおこなえなければ、途中でいらだちがつのることになりかねません。そのため、自分が望むよりも、また思っている以上に時間がかかっても、自分を責めないようにしましょう。とにかく粘り強く、ゆっくりと進めていきましょう。もし、途中で挫折したり、後退したりしたら、一歩下がって、必要ならば少し休んで、視野を広げてみてください。
困難を乗り越えようとするのは人間の負けず嫌いな性格によるものですが、もがき苦しんだり、さらにこんがらがって大混乱におちいったりすることを止めるのが、最善の方法であることがよくあります。頑張りすぎない方が、問題とその解決策が見えるものです。


