FXテクニカル分析:ドル円
・131.34のトライ&ブレイク
インフレリスクとFRBの金融引き締めスタンスが意識され、米債市場では再び利回りに上昇の圧力が高まりやすい状況にある。よって今週のドル円(USDJPY)は、131円台への再上昇が焦点となろう。実際にドル円が131円台へ上昇する場合、最も注目したいのが現時点での今年最高値131.34レベル(5/9高値)のトライ&ブレイクである。これを達成する場合、次の焦点は132円のトライとなるだろうが、フィボナッチ・プロジェクションでは161.8%の水準133.49レベルが新たなレジスタンスポイントの候補として挙がる。通貨オプション市場のリスクリバーサルでは、ドル円の地合いの強さを意識する状況が続いている。
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | 6% | 2% | 3% |
週次 | -7% | 5% | 3% |
・129.50と21日線の維持
ドル円(USDJPY)の下落局面では、129.50レベルの維持を目先の焦点と想定しておきたい。今月2日は陰線引け(日足ローソク足)となったが、129.50で相場がサポートされた経緯がある。
ドル円が129.50レベルを完全に下方ブレイクする場合は、21日移動平均線(SMA)をトライする可能性を意識したい。21日線は今月1日に相場をサポートした経緯がある。上記2つのサポートポイントで相場が反転する場合は、ドル円の上昇トレンド維持を想定したい。
ドル円のチャート
Refinitiv Eikon 日足(今年4月以降)
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