米株価指数のテクニカル分析見通し： 弱気
今週の米国株見通し：S&P 500、ナスダック100、NYダウ
S&P 500 テクニカル分析見通し
先週のS&P 500種株価指数は軟調な滑り出しとなったものの、ジャクソンホール会合に向けて回復した。しかし、パウエル議長のタカ派的な発言で一気に大きく下げた。同指数はつい先日、200日移動平均線と下降トレンドラインの高値圏に肉薄したばかりだった。
このようにチャート上の重要なポイントを外した後の勢いはとても力強く、夏の終わりと株価の最悪期が近いことも相まって、弱気相場というより大きな流れの中で、今回の動きは、もう一つの大きな下落局面の初期段階であるとの見方が強まっている。
4,000を下回るまでは、下値サポートとして注目に値する水準はない。そのため、今のところ相場は上下するかもしれないが、意味のある水準に達するまで、相場の上昇は比較的短期間で終わると予想される。
S&P 500種指数が4,203を下回る水準にとどまる限り、短期的な見通しは弱気と見ている。
S&P 500日足チャート
資料：TradingView
ナスダック100 テクニカル分析見通し
ナスダック100指数は、今年初めからのチャネル内に戻っており、以前、レジスタンスとして機能していたチャネルの上方ラインはサポートとはならない状態となっている。12,662に重要度の低いサポートはあるかもしれないが、より意味のあるサポートは、12,171/60エリアまではなさそうである。
ナスダック100 日足チャート
資料：TradingView
NYダウ テクニカル分析見通し
ダウ工業株30種平均は、一時的に反発した後、33,300付近から下降に転じている。次の注目すべきサポート水準は31,900付近である。目先の上値抵抗線は33,364に位置している。
NYダウ 日足チャート
資料：TradingView
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