株式指数のテクニカル分析見通し ：中立
今週の米国株見通し：S&P 500、ナスダック100、NYダウ
S&P 500種株価指数は、200日移動平均線と高値圏のトレンドラインがほぼ完全に一致する地点に向かって勢いを増している。その近くにある4300ドル付近には、4月下旬から5月上旬にかけて付けた水準を結んだ平行線があるが、それほど重要ではない。
4300を超える水準にあるレジスタンスまで指数が上昇すると、相場を動かす材料に関係なく、ボラティリティが上昇する可能性が高くなる。また、弱気相場の局面では、それが弱気相場における上昇の頭打ちを意味する可能性もある。当面は、4300を超える水準に位置する抵抗線付近で反落の兆候が見られるかどうかに注意する必要がある。
S&P 500 日足チャート
資料：TradingView
ナスダック100 テクニカル分析見通し
ナスダック100指数は、レジスタンスラインを上抜けた水準で取引されている。200日移動平均線は14055にあるため、今週、この水準付近まで上昇した場合は、指数の動きに注目したい。
ナスダック100 日足チャート
資料：TradingView
NYダウ テクニカル分析見通し
ダウ工業株30種平均は、200日移動平均線まであと一歩のところまで来ている。S&P同様、レジスタンスラインと重なる部分があり、33900近辺エリアが重要な水準となっている。モメンタムが反転した場合は、売りが一気に加速する可能性がある。
NYダウ 日足チャート
資料：TradingView
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