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ポンド円の短期展望と上下のチャートポイント

ポンド円の短期展望と上下のチャートポイント

Junichi Ishikawa, IG証券マーケットアナリスト

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ポンド円の短期展望と上下のチャートポイント

【サマリー】

  • ポンド円は下値トライを意識する局面にある
  • しかし米ドル安を軸としたドル円の下落が続く間、ポンド円の下落幅は限定的となろう
  • 一方、ポンド円が上昇しても値幅は限られ短期的なレンジ相場へシフトする可能性がある
  • ポンド円の下落局面では2つのチャートポイントの攻防が焦点となろう
  • ポンド円の反発局面では10日線のブレイクと21日線のトライが焦点となろう
英ポンド相場見通し
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推薦者: Junichi Ishikawa
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目先の展望:下値トライを警戒するも下落幅は限定的となる可能性あり

11月に入りポンド円は下落トレンドへ転じている。この動きを主導しているのはドル円である。今月10日に発表された10月消費者物価指数(CPI)で米国のインフレ懸念がひとまず後退している状況を考えるならば、「利上げペースの減速→米金利の低下/上昇の抑制→米ドル売り」により、ドル円は上値の重い展開が予想される。またはピークを付けた可能性がある。

ドル円の上値が抑制される状況が続くか、上昇トレンドから下落トレンドへ転じることは、ポンド円の上値を抑制する要因となろう。

しかし、米ドル安主導でのドル円の下落が続く間は、ポンド円の下落幅も限定的となることが予想される。「米ドル安→ポンドドルの上昇」が、ドル円の下落の影響を相殺するからだ。

ポンド円の予想変動率を確認すると、1週間(1W)と1ヶ月(1M)でともに低下の基調にあることがわかる。

1週間の予想変動率は、9月の急落局面と10月の急反発局面では20%を超える局面が見られた。しかし、現在は1年間の平均水準11.76%近辺(下チャートの黒点線)での推移が続いている。

ポンド円の予想変動率

データ:Bloomberg L.P. 日足(今年8月~)

GBP/JPY 混合
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 8% -10% -6%
週次 -18% -11% -13%
IGクライアントセンチメント:ポンド円
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一方、リスクリバーサルの動きを確認すると、ポンドプットの勢いが後退するトレンドが続いている。

しかし、今年を通して共通しているトレンドパターンがある。それは-1.0の水準付近まで上昇するとポンドプットへ転じるというトレンドパターンである。

直近のリスクリバーサルの水準は-1.0レベル付近にあり、上のトレンドパターンを重視するならば、再びポンドプットのムードが高まる可能性がある。

予想変動率の低下基調と米ドル安主導でのドル円の下落も考えるならば、ポンド円が下振れしても、短期的には下で述べるチャーポイントで反発を繰り返す可能性がある。

ポンド円のリスクリバーサル

データ:Bloomberg L.P. 日足(今年3月~)

USD/JPY 弱気
データ提供:
の顧客はネットロングです。 の顧客はネットショートです。
変動 ロング ショート 建玉
日次 -2% -4% -3%
週次 -1% -10% -8%
IGクライアントセンチメント:ドル円
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下落局面でのチャートポイント

米ドル安主導での相場が続く間、ポンド円が下値をトライする局面で注目しておきたいチャートポイントは2つある。

ひとつは、11月の下落トレンドをひとまず止めた「フィボナッチ・リトレースメント38.2%の水準163.25レベル」である。

相場の下落を止めた今月11日の日足ローソク足のかたちを確認すると、長い下ヒゲが示現している。163.20台での買いの強さを示す下ヒゲである。

ローソク足の実体ベースで相場をサポートしている89日線(MA/164.00レベル)の下方ブレイクは、38.2%戻しをトライするシグナルと想定しておきたい。

ポンド円が38.2%戻しを難なく下方ブレイクする場合、次の焦点は「160.00の維持」となろう。

この水準は、今年の6月以降、何度か相場をサポートする局面が見られた。9月下旬の急落後に発生した反発の局面でも相場をサポートした経緯がある。

上で述べた予想変動率の低下基調と米ドル安が主導のドル円の下落が続く間は、160円台を維持する可能性があろう。

ポンド円が160円を下方ブレイクする場合、それはドル円の下落の主導権が米ドル安から円買いへ移る時と予想する。

ポンド円のチャート:サポートポイント

チャート:Trading View 日足(今年6月~)

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上昇局面でのチャートポイント

一方、ポンド円が上昇する局面での焦点は、サポートラインからレジスタンスラインへ転換している「10日線(MA/166.30レベル)」のトライおよびブレイクとなろう。

MACDのトレンドを確認すると、デッドクロスが示現して以降は低下のトレンドにある。MACDラインがゼロの水準を下回る状況にあることも考えるならば、レジタンスラインへ転換した10日線で相場の戻りが止められる展開を想定しておきたい。

ポンド円の反発が10日線で止められる場合は、上で述べたサポートポイントを視野に下落トレンドが続くシグナルと想定しておきたい。

逆にポンド円が10日線の突破に成功する場合は、もう一段の上値トライを予想する。

だが、上で述べた予想変動率の低下基調とドル円の下落トレンドを考えるならば、ポンド円の上昇幅も限定的となることが予想される。現時点では、21日線(MA/167.85レベル)でポンド円が反落するリスクを意識しておきたい。

ポンド円のチャート:レジタンスポイント

チャート:Trading View 日足(今年9月~)

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