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S&P 500、ナスダックの週間見通し: 底堅さ維持か、嵐の前の静けさか?

S&P 500、ナスダックの週間見通し: 底堅さ維持か、嵐の前の静けさか?

Manish Jaradi, ストラテジスト
このページの内容

※2023年5月15日17時33分更新

S&P 500、ナスダック100 – 見通し

  • S&P 500とナスダック100は上昇トレンドを維持している
  • 今週の主な注目点は、米国の債務上限問題の行方とパウエルFRB議長の講演
  • S&P 500とナスダック100の見通しとは?
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推薦者: Manish Jaradi
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決算シーズンが終わりに近づき、米国株式市場はポジティブな材料を求めているが、相場を押し上げる要因は減少しているように見える。実際、マイナス要因となりそうな要素が多く、ここ数週間の上昇トレンドに影を落としている。しかし、テクニカルチャートに上昇トレンドが反転する兆しは見られない。

市場にとって喫緊の懸念は米国の債務上限問題であり、恐らくその影響はスポット市場よりもオプション市場により反映されている。 シカゴ・オプション取引所が算出するボラティリティ指数(VIX)のコールオプション建玉は5年ぶりの高水準に急増しており、S&P 500種株価指数の日中変動幅はここ数カ月で最も小さく、ナスダック100指数の実現ボラティリティは2022年初頭以来の低水準となっている。

米国が債務上限問題に直面するのは今回が初めてではないが、スポットの値動きを見ると、米議員らがいずれ妥協点に達し、気休めの解決に至るにすぎないという見方が表れているように思われる。良いニュースは、ホワイトハウスと上院共和党との間で協議に進展があると伝えられていることである。ジョー・バイデン大統領は先週土曜、「私たち全員ができるいくつかの変更について、実際に話し合いが行われている」と述べた。「我々はまだそこに到達してはいない」が。

S&P 500 日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示しています。黒いローソク足はもみ合い局面を表していますが、時にはトレンドの終焉を形成することもあります。

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

今回の債務上限問題がこれまでと違わない限り、最終的な解決への道は険しく、投資家や企業のセンチメントは悪化するリスクがある。すでに、企業が融資基準の厳格化を警戒し始めている兆候がある。銀行セクターの混乱による信用状況の悪化は、経済活動や雇用に打撃を与え、景気後退リスクを高めるだろう。

市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が引き締めを一部撤回すると予想しているが、物価はなかなか下がらない状況で、年内の利下げ実施のハードルは高まっている。この点に関する手掛かりを得ようと、市場は今週末に予定されている講演でのパウエルFRB議長の発言に注目している。とはいえ、不透明感が増しているにもかかわらず、テクニカルチャート上でS&P 500種指数とナスダック100指数に反転の兆しは見られない。

S&P 500 週足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

S&P 500: 上昇は足踏み

色分けされたローソク足チャートが示すように、S&P 500種指数の長期トレンドは依然として強気である。直近では、2月の高値4,195に位置する厳しい壁に阻まれ、全体的に強気な展開の中でのもみ合い局面を迎えているように見える。7カ月におよぶ回復トレンドを強固なものにするには、4,195を上回る必要がある。

ナスダック100日足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

このチャートでは、青いローソク足は強気が優勢な局面、赤いローソク足は弱気が優勢な局面を示しています。黒いローソク足はもみ合い局面を表していますが、時にはトレンドの終焉を形成することもあります。

注:ローソクの色は予測ではなく、単にその時のトレンドを示しています。実際、ローソクの色は次のローソクの際に変化することがあります。200期間移動平均線付近やサポート/レジスタンス付近、もみ合い/不安定な値動きの際は、本来のトレンドとは異なる、騙しのパターンが発生する可能性もあります。筆者は情報の正確さを保証しかねます。また、過去のパフォーマンスは将来のパフォーマンスを示唆するものではありません。本情報のご利用は、自己責任にてお願いします。

下降局面では、4月末の安値4,050が重要なサポートとして機能する。このサポートを割り込むと、当面の上昇圧力がやや弱まったことが確認され、もみ合い局面の継続が示唆されることになる。200日移動平均線(現在3,975付近)には別の強いサポートもある。前回の記事で強調したように、3月の安値3,809を下回った場合のみ、2022年末から続く高値圏での高値・安値の切り上げパターンは崩される。

ナスダック100 週足チャート

チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:Tradingview

ナスダック100:昨年8月の高値に向けて上昇へ

ナスダック100種指数は、9カ月ぶりの高値を更新した。これは、問題を抱えた金融セクター離れをきっかけに、テクノロジーファンドへの資金流入が急増したためだと考えられる。さらに、最近、4月上旬の高値13,205を上回ったことで、昨年8月の高値13,720に向かって上昇する可能性が見えてきた。不透明感が増しているにもかかわらず、上昇モメンタムは変化している(週足チャート参照)。

当面のサポートは4月25日の安値12,725である。これを下方ブレイクすると、上昇圧力がやや緩和される可能性があるが、必ずしも全体的な上昇トレンドの転換を意味するわけではない。

成功しているトレーダーの特長
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推薦者: Manish Jaradi
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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著

ジャラディ氏に連絡するには、Twitterで @JaradiManish までお願いいたします。

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