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FXのアノマリーを検証!6月に有効なアノマリーとは?月ごとのアノマリーも解説

FXのアノマリーを検証!6月に有効なアノマリーとは?月ごとのアノマリーも解説

このページの内容

6月のFXの季節性アノマリーに関する概要

FXのアノマリーとは?

アノマリーとは、理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。FXにもアノマリーは存在しており、多くのトレーダーが取引の参考にしています。

月の初めには、過去数年にわたりFXに影響を与えてきた季節性によるアノマリーを見直す必要があります。6月については、過去5年と10年の取引のパフォーマンスに焦点を当てるべきでしょう。どちらも、2008〜2009年の世界金融危機以来、中央銀行が積極的に介入した時代と、その後の金融引き締めが反映されているからです。

ただし、異例の状況が続いている際には価格動向の指標として季節性を用いることは避けたほうがよいでしょう。例えば、ロシアのウクライナ侵攻が続き、世界のコモディティマーケットが混乱していたような状況です。

さらに、中国がゼロコロナ政策を推し進め、世界のサプライチェーンが滞ったこともありました。このような状況では、季節性によるトレンドは信頼性や実用性の面で、あまり重要視できないと言えます。

FXの季節性アノマリー5年10年平均パフォーマンス

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

ユーロ/米ドルの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、ユーロ/米ドルに関しては強気の月です。過去5年間の平均上昇率は+0.31%となり、6番目に悪い月です。過去10年間では平均+0.57%の上昇率を記録しており、年間で3番目に良い月です。

英ポンド/米ドルの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、英ポンド/米ドルに関しては弱気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは5番目に悪い月となり、-0.26%を記録しています。過去10年間では5番目に悪い月となり、-0.25%を記録しています。

米ドル/円の季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、米ドル/円に関しては複雑な月です。過去5年間の平均パフォーマンスは2番目に良い月であり、+0.86%を記録しています。ただし、過去10年間では4番目に悪い月となり、-0.37%を記録しています。

豪ドル/米ドルの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、豪ドル/米ドルに関しては強気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは5番目に良い月であり、+0.60%を記録しています。過去10年間では+0.88%を記録しており、年間で最も良い月です。

ニュージーランドドル/米ドルの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、ニュージーランドドル/米ドルに関しては強気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは6番目に良い月であり、+0.62%を記録しています。過去10年間では2番目に良い月となり、+1.05%を記録しています。

米ドル/カナダドルの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、米ドル/カナダドルに関しては弱気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは4番目に悪い月となり、-0.89%を記録しています。過去10年間では2番目に悪い月となり、-0.72%を記録しています。

米ドル/スイスフランの季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、米ドル/スイスフランに関しては弱気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは6番目に良い月となり、-0.31%を記録しています。過去10年間では3番目に悪い月となり、-0.82%を記録しています。

米国S&P500の季節性アノマリー

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6月は季節性の観点から、米国のS&P500に関しては強気の月です。過去5年間の平均パフォーマンスは5番目に良い月となり、+2.38%を記録しています。過去10年間では4番目に良い月となり、+1.43%を記録しています。

金価格(金スポット/米ドル)の季節性アノマリー

グラフ, ウォーターフォール図  自動的に生成された説明

6月は季節性の観点から、金価格(金スポット/米ドル)に関しては複雑な月です。過去5年間の平均パフォーマンスは5番目に悪い月となり、-0.39%を記録しています。しかし、過去10年間では6番目に良い月となり、+0.28%を記録しています。

米ドル/円の季節性アノマリー一覧

FXでは月によって、円安ドル高・円高ドル安のいずれかの傾向が現れることがあります。月ごとのアノマリーを把握し、取引に活かしましょう。ただし、前述した5~10年のデータで、その傾向が見られていない場合もあるため、必ずデータと照らし合わせるようにしてください。

1月

1月は1月と年間の相場のトレンドが同じ方向になりやすいという、「1月効果」と呼ばれるアノマリーが有名です。例えば、1月が上昇トレンドであれば、年間のトレンドも上昇トレンドになりやすいと考えられます。そのため、1月の相場の傾向を、その年の値動きの予想の参考にするトレーダーも多いです。

2月

2月は、円高方向に動きやすいというアノマリーが有名です。2月には米国債の償還・利払いがあり、満期日に債券保有者が額面金額を払い戻す必要があります。したがって、米国債を保有している日本の投資家は、償還されたドルを円に替えることになり、結果として円高方向に動きやすいと言われています。

3月

3月は円高ドル安、つまり米ドル/円が下落しやすいというアノマリーがあります。3月は日本企業の年度決算が最も多く、企業は決算月になると、海外で得た利益や投資した資金を日本国内に送金し、その際に保有している外貨を円に替えます。そのため、ドルを売って円を買う企業が多くなり、円高ドル安になると言われています。

4月

4月はドル高円安、要するに米ドル/円が上昇しやすい月と言われています。日本の機関投資家は新年度になると、決められた予算にもとづいてリスク資産を買うケースが多く、円よりリスクが高いと考えられる米ドルの方が買われやすくなります。

また、ゴールデンウィークの海外旅行に備え、円を売って現地の通貨へ両替をする日本人が増加することも理由の一つです。

5月

5月は円高ドル安になって、米ドル/円が下落しやすいというアノマリーがあります。5月には「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」という株式で有名な格言があり、株が売られるとリスクが高まって安全資産の円が買われやすくなります。

また、ゴールデンウィーク期間中は多くの日本企業が休みになりますが、米国の日本法人は通常通り営業しているため、ドルを円に替える動きが途切れません。そのため、これら複数の要因から米ドル/円が下落しやすいと言われているのです。

6月

6月は他の月よりも相場を動かす材料が少ないため、調整局面になりやすいと言われています。

7月

7月は、米ドル/円が上昇しやすい月だと言われています。なぜなら、夏のボーナスかつバカンス前で米国人が株を買いやすくなる時期のため、株価が上昇しやすいからです。

米国の株価が上昇するとリスクオンとなり、米ドル/円は上昇しやすい傾向があります。

8月

8月は米国債の利払いがおこなわれる時期であることから、円高になりやすい傾向があると言われています。つまり、米ドル/円が下落しやすいということです。

また、日本の夏休みやお盆と海外のバケーションが重なることで、市場参加者が減り、急騰や急落が発生しやすくなります。

9月

9月は米国株が弱い月として知られており、米ドル/円もリスク回避で下落しやすい傾向があると言われています。加えて、日本企業の中間決算に向けたリパトリ(本国への資金還流)が始まることも、ドル円が下落傾向になる要因の一つです。

10月

10月には「10月効果」と呼ばれる株式のアノマリーがあり、株価が底を付けやすいと言われており、米ドル/円もその影響で底をつけやすいとされています。

11月

11月は、9月から続いたトレンドが調整する時期とされています。さらに、月の後半にある米国の連休の影響で値動きが鈍くなるとも言われています。

12月

12月はドルが多く買われ、ドル高つまり米ドル/円が上昇しやすいとされています。12月は欧米の決算時期であり、円売りドル買いが起こりやすい時期です。

また、12月後半のクリスマスは各国のマーケットが休場であることから、値動きが小さくなる傾向があります。ただし、近年では流動性の低下によるフラッシュクラッシュのような暴騰・暴落がたびたび見られるようになってきました。

FXの月末のアノマリー

月末は実需や投資家、ヘッジファンドなどが月に一度、持ち高を調整するためのリバランス売買を執行するタイミングであり、その多くがロンドン・フィキシング(ロンドン・フィックス、ロンフィク)と呼ばれる時間帯に集中するため、値幅が大きくなると言われています。ロンドン・フィキシングとは、ロンドン市場において金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決める行為のことです。

英国夏時間では日本時間24時、冬時間では25時の決められたレートが、その日の両替のレートや企業との取引レートに使われます。

FXでは月末に取引しない方がいい?

月末はロンドン・フィキシングと呼ばれる時間帯で、値幅が非常に大きくなると言われています。そのため、英国夏時間では日本時間24時、冬時間では25時のロンドン・フィキシングの時間帯にポジションを保有していることを避けるのもよいでしょう。

FXの時間帯でのアノマリー

FXのアノマリーは月ごとだけでなく、特定の時間帯のものもあります。デイトレードなどの短期売買をする場合は、こちらも把握しておくとよいでしょう。

月曜早朝

日本時間月曜早朝は、金曜日の終値と月曜日の始値の間に生まれたギャップが閉じられる方向に進む傾向があります。

水曜深夜から木曜早朝

日本時間水曜深夜から木曜早朝は、スワップポイントが3倍になるタイミングであり、日本円などの金利が低い通貨が売られ、メキシコペソなどの金利の高い通貨が買われやすくなります。

初心者でもできるFXのアノマリー手法

1月と年間の相場のトレンドが同じ方向になりやすいという1月効果は、初心者でも非常に分かりやすいアノマリーです。例えば、1月に米ドル/円が上昇すれば年間を通じて上昇、逆に下落すれば年間を通じて下落すると判断できます。

1月効果は毎年必ず当たる現象ではありませんが、米ドル/円の1月のトレンドを使って、年間のトレンドを予想して取引することができます。

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