※2023年4月12日16時58分更新
ASX 200、韓国総合株価指数 - テクニカル分析見通し
- 韓国総合株価指数(KOSPI)では、主要な強気パターンが発生
- 豪ASX 200指数は厳しいレジスタンスに直面している
- 注目すべき重要な水準とは?
韓国総合株価指数のテクニカル分析見通し - 強気
韓国総合株価指数(KOSPI)が今週、重要なレジスタンスを上方ブレイクしたことは、韓国株のパフォーマンスがようやく他のアジア地域の株式に追いついてきたことを示している。
KOSPIは、昨年8月を始点とする、わずかに右肩下がりのトレンドラインを上方にブレイクし、これが大型の逆ヘッドアンドショルダー(左肩:2022年半ばの安値、頭部:昨年9月の安値、右肩:1月初旬の安値)が示唆する上昇軌道をたどるきっかけとなり、2,870に向かって上昇する可能性が出てきた。当面のレジスタンスは2022年5月末の高値2,685である。
KOSPI 日足チャート
チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView
また、この強気なブレイクは、別の重要なレジスタンスを上回る動きと重なり、高値圏での高値・底値の切り上げ(つまり、上昇トレンド)パターンの素地を作った。さらに、200日移動平均線を上回ったのは2021年後半ぶりで、数カ月にわたる下降圧力が薄れたことを示している。
KOSPI日足チャート
チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView
一方、下降局面では、200日移動平均線付近の3月安値2,350を上回った水準を維持しなければ、初期段階にある上昇トレンドを継続するのは難しいだろう。
豪ASX 200のテクニカル分析見通し - 中立
オーストラリアの代表的な株価指数であるASX 200指数は手強いレジスタンスに直面しており、3週間にわたる上昇基調は一服しそうである。
指数は「V」字型の反発を見せたが、現在、3月初旬の高値7,370とほぼ重なっている、日足チャート上の一目均衡表の上端というレジスタンスに直面している。2月から3月にかけての下降トレンドの反転を実現させるには、レジスタンスエリアである7,325-7,370を突破する必要がある。
ASX 200 日足チャート
チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView
先月初めにASX 200指数は、1月上旬の安値6,905と200日移動平均線という強力なサポートエリアを突破し、高値圏での高値・安値の切り上げパターンを維持している。短期よりやや長めの時間枠チャートで見ると6,400-7,600の幅広いレンジでの推移が続いている(週足チャート参照)。
ASX 200 週足チャート
チャート作成:マニッシュ・ジャラディ、資料:TradingView
下降局面では、先週6日の安値7,200が当面のサポートとなる。これを割り込めば、3週間続いた上昇の勢いが弱まった可能性が示されるだろう。
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--- DailyFX.com ストラテジスト マニッシュ・ジャラディ著
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