FXテクニカル分析:ユーロ円 (EURJPY)
・142.30レベルの攻防
ユーロ円は現在、142円台の攻防となっている。上値の重いユーロドルとは対照的な動きは、日欧の金融政策スタンスの差が意識されていることを示唆している。
目先の焦点は142円台へしっかりと乗せてくるかどうか?だが、テクニカル面での焦点はフィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準142.30レベルのトライ&ブレイクである。5日移動平均線(SMA、青ライン)がサポートラインとなっていること、そしてMACDの動き(ゴールデンクロス後にMACDとシグナルラインがともに上昇基調を維持する状況)を考えるならば、ユーロ円の地合いは強い。昨日の高値142.06レベルを確実に突破してくる場合は、142.30の攻防を想定しておきたい(朝方に高値142.16レベルまで上昇する局面あり)。
142.30レベルをもあっさりと突破する場合は、143円を視野にユーロ円の上昇幅拡大を想定しておきたい。ユーロ円に限らず現在の円相場は、反落リスクを意識しながらトレンドに従うしかない状況にある。
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | 0% | -3% | -2% |
週次 | 36% | 2% | 8% |
・5日線と140円台の維持
ユーロ円の反落局面では、5日線の攻防が焦点となろう。
この移動平均線を下方ブレイクする場合は、140.00レベルがレジスタンスからサポートのポイントへ転換するかどうか?この点を確認したい。140円台の維持に成功する場合は、ユーロ円の地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。
ユーロ円のチャート
TradingView 日足(今年3月以降)
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