FXテクニカル分析:ドル円(USDJPY)
・再び急上昇する予想変動率
昨日のドル円は、133.18レベルまで下落する局面が見られた。しかし、米債市場で利回りの上昇基調が続いたことから、すぐに134円台を回復。昨日の反落は、ドル円の地合いの強さを印象付ける結果となった。
ドル円の予想変動率(1週間)を確認すると、15%前後まで急上昇している。3月から4月にかけて見られた急激な上昇の再来は、現在のドル円は変動幅が拡大しやすい状況にあることを示唆している。そして昨日の動きを考えるならば、今は上方向への上昇幅拡大を想定する局面にあり、最大の焦点は135円のトライ&ブレイクである。
ドル円と予想変動率(1週間)のチャート
Refinitiv Eikon 日足(年初来)予想変動率は1週間
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | 8% | 0% | 1% |
週次 | 2% | 4% | 3% |
・上下のチャートポイント
上で述べたドル円の予想変動率の上昇に加えて、昨日の反落が5日移動平均線(SMA)で止められた経緯も考えるならば、135.00をブレイクする可能性が高まっている。
ドル円が難なく135円台へ上昇する場合は、136.00のトライが次の焦点として浮上しよう。実際にドル円が136円台の攻防へ一気にシフトする場合は、フィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準136.68レベルの攻防となるかどうか?この点に注目したい。
一方、ドル円の反落局面では、5日線を維持するかどうか?引き続きこの点を確認したい。今日現在、この移動平均線は133.40台で推移している。
ドル円のチャート
TradingVeiw 日足(昨年12月中旬以降)
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