FXテクニカル分析:ドル円(USDJPY)
・焦点①:135円ミドルの維持
ドル円は、レジスタンスポイントとして意識されてきた135円ミドル(135.50-60ゾーン)を大陽線でブレイクした。
次に注目すべき焦点は2つある。ひとつは、ドル円が反落する局面で、上で述べた135円ミドルの水準がレジタンスからサポートのポイントへ転換するかどうか?である。何度も相場の上昇と止めてきた135円ミドルがサポートポイントへ転換する場合、ドル円の地合いの強さを市場参加者に印象付けよう。
なお、テクニカルの面で135.48レベルは、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント23.6%の水準にあたる。
ドル円のチャート
TradingVeiw 1時間足(今月14日以降)
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | -1% | 3% | 2% |
週次 | 3% | 2% | 2% |
・焦点②:137円台への上昇
もうひとつの焦点は、137円台への上昇である。
ドル円が137円をトライするシグナルとして注目したいのが、このレポートで何度か指摘してきたフィボナッチ・プロジェクション61.8%の水準136.68レベルの突破である。本日早朝にこのテクニカルポイントをブレイクする局面が見られた(高値136.71レベル)。しかし、ローソク足の実体での突破には失敗し、午前の東京時間は調整の反落相場となっている。この動きは、短期的にせよ61.8%の水準(136.70前後)がレジタンスとして意識される可能性を示唆している。
しかし今日以降、ドル円が61.8%の水準を完全に突破する場合は、一気に137円台へ上昇する展開を想定しておきたい。
ドル円が137円台の攻防へシフトする場合、フィボナッチ・プロジェクションでは76.4%の水準139.11レベルが次のレジスタンスポイントになる。
ドル円のチャート
TradingVeiw 日足(今年)
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・137.20台の攻防に注目
なお、1998年9月にドル円は137.23レベルで反発が止められ、その後に急落した経緯がある。ドル円が137円台へ上昇する場合、137.20台を確実に突破できるかどうか?まずはこの点を確認したい。
ドル円のチャート
TradingVeiw 週足(1998年5月~1999年1月)