FXテクニカル分析:ユーロドル(EURUSD)
・短期レジスタンスラインと1.08レベル
再び下落トレンドが鮮明となってきたユーロドル。現在は、1.05レベルを基点とした短期レジスタンスラインの説明力が増している。そのきっかけとなったのは、1.08レベルがレジスタンスポイントとして意識されたことだった。正確には1.0780レベルがサポートポイントからレジスタンスポイントへ転換した。これら一連の動向を考えるならば、ユーロドルが反発のトレンドへ回帰したと判断するためには、短期レジスタンスラインだけでなく、1.0780-1.08のレジスタンスゾーン突破の確認が条件となろう。
ユーロドルのチャート
TradingVeiw 日足(年初来)
変動 | ロング | ショート | 建玉 |
日次 | 11% | -21% | -3% |
週次 | 5% | -2% | 3% |
・今週、注目すべき上下のチャートポイントは?
先週10日の市場では、21日移動平均線(SMA)でユーロドルの戻りが止められた。そしてMACDではデッドクロスが示現している。上で述べた短期レジスタンスラインとレジスタンスゾーンでの動き(反落および下落幅の拡大)も考えるならば、今週のユーロドルは1.04の攻防を予想する。
1.04台の攻防で注目すべきポイントは、直近高安のフィボナッチ・リトレースメント76.4%の水準1.0452レベルのトライ&ブレイクである。この水準は、5月18~19日にかけて相場をサポートした経緯がある。
・1.04ミドルのブレイクならば
ユーロドルが1.04ミドルを下方ブレイクする場合は、RSIの水準を確認したい。3月以降のトレンドパターンを重視するならば、「売られ過ぎ」の水準30を下回る水準では短期的な買戻しー 例えば21日線までの反発を想定しておきたい。
しかしMA(RSIチャートの赤ライン)の上方ブレイクを確認できない状況が続く限り、ユーロドルの下落トレンド継続と今年最安値1.0348レベル(5月13日安値)のトライを意識する状況になることを警戒しておきたい。
ユーロドルのチャート
TradingVeiw 日足(今年3月以降)
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