


今年上半期が低迷する中、前四半期に米株式マーケットは一時25%下落した。株式の売られすぎで地合いは急落し、わずかに戻した。しかし、期待されているのはあくまでも、広がった弱気相場が回復する反発上昇である。
S&P 500
全てが出つくす前に、反発は急上昇になり十分に楽観的な見方が戻る可能性がある。回復の見通しを継続するなら、S&P500先物にとって直近の安値3,639を堅持することが重要となり、もし下抜ける場合は短期で戻す必要があるだろう。
上値は、4,200を目指して反発する可能性があるが、弱気相場の見通しの方がはるかに大きく想定されているため、4,200を超えることはないだろう。逆張りはモメンタムでトレードをする場合には注意が必要なこともあり、プルバック(押し目買い)をとるのが最も堅実な方法だろう。
S&P500週足チャート

TradingViewでチャート作成
DAX40(ドイツ株価指数)の見通し
ドイツのベンチマークは、前四半期で一時は米国のそれよりはるかによく持ちこたえたが、最後の最後にかけて見通しは瞬時に下がった。DAXは回復する可能性が高いが、米国の株価指数より遅いかもしれない。
2020年3月の安値からのトレンドラインをサポートラインとして注目。12,965を大きく割り込むと、年初来安値が視野に入ってくる可能性がある。上値は、1月のピークからのトレンドラインと、14,700強から14,925までのレジスタンスゾーンに注目。
DAX40週足チャート

TradingViewでチャート作成
日経225(日経平均株価)の見通し
日経平均も、米国マーケットより全般的に堅調に推移しているにもかかわらず、伸び悩む可能性がある。反発する場合、(下がっている)200日移動平均線の27,754および2021年高値からのトレンドラインが重なり強力なレジスタンスゾーンとして作用する可能性がある。日経平均の巻き返しを狙うポイントになるかもしれない。下値は2020年3月からのトレンドラインがサポートラインとなり、その次は年初来安値24,681である。
日経平均株価 週足チャート

TradingViewでチャート作成