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豪ドル/米ドルのテクニカル分析
今週の対米ドルでのオーストラリアドル相場は今のところ安定しており、上昇トレンドチャネル内にとどまっている。
豪ドル/米ドルは先週、2つの過去の安値を下回る場面があるなど、下値を模索する動きとなったが、軟調な展開は続かなかった。
価格は、長期260日単純移動平均線(SMA)をも下回ったが、このような展開が続かないということは、下落の動きがひとまず回避されたことを示唆しているのかもしれない。
このため、現在、短期上昇トレンドラインと55日SMAが重なる0.6855-0.6870のエリアに、潜在的なサポートゾーンが形成されている。
さらに下降すると、現在、心理的水準である0.6800付近に位置している200日SMAがサポートとなる可能性がある。
その下には、0.6750に位置する長期上昇トレンドライン、過去の安値0.6722と0.6688がサポートとして控えている。100日SMAはこれらの価格帯に位置しており、これもサポートとなりそうである。
上値では、0.6984、0.7011、0.7137、0.7158のブレイクポイントと過去の高値がレジスタンスとなるかもしれない。0.7158は、上昇トレンドチャネルの上辺をブレイクできなかった12カ月ぶりの高値である。現在0.7240に位置するこの上辺は引き続き、レジスタンスとなる可能性がある。
モメンタムを見ると、SMAは若干強気に傾いた横ばいの値動きを示している。価格は中長期の55日、100日、200日、260日SMAを上回っている一方、短期の10日、21日SMAは下回って推移している。
豪ドル/米ドル 日足チャート

資料:TradingView
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豪ドル/円のテクニカル分析
豪ドル/円は、下降トレンドラインを上抜け、13日は2週間ぶりの高値を更新した。
このままトレンドラインを上回る水準にとどまれば、弱気の勢いが弱まり、反転の可能性もあり得る。
また、一目均衡表の雲を再び上抜けたことも、強気な展開を示唆している。
価格が先行スパン1(短期の動きを表示)を下回ると、強気の継続が疑問視される可能性がある。
レジスタンスの候補としては、過去の高値92.82、93.36、94.13、94.65がある。
下降局面では、過去の安値90.23、88.12、87.41、87.30、87.03がサポートとなる可能性がある。現在88.60にある上昇トレンドラインもサポートとして機能するかもしれない。
豪ドル/円 日足チャート

資料:TradingView
--- DailyFX.com ストラテジスト ダニエル・マッカーシー著
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